ユーロドル1.10付近で方向感なく推移(8/21夕)

21日の東京市場でユーロドルは1.1100挟みで方向感なく推移。

ユーロドル1.10付近で方向感なく推移(8/21夕)

ユーロドル1.10付近で方向感なく推移

21日の東京市場でユーロドルは1.1100挟みで方向感なく推移。
昨日海外市場では不信任案を提出されていたイタリアのコンテ首相が辞意を表明、ユーロドルは一旦1.1066まで下落したものの、その後は政局不透明感が一応払しょくされたとして逆にユーロが買い戻される流れとなりました。

明日未明の7月のFOMC議事要旨公表以降、明日夜のECB理事会議事録、そして金曜夜のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演と、この後米欧の金融政策上の重要イベントが続きます。

また、昨晩はメルケル独首相の「バックストップの実務的解決策について考える」との発言に英国の合意なき離脱回避への期待感がやや高まる局面もありましたが、その後ドイツもEUも英国との再交渉に否定的な見解を示しており、本日予定されているジョンソン英首相とメルケル首相との会談にも注目が集まります。

一方ポピュリストによる連立政権が崩壊したイタリアでは、本日以降マッタレッラ大統領が一旦ポピュリスト政党「五つ星運動」と中道左派「民主党」による連立を模索する模様ですが、交渉が難航し総選挙となる可能性は高く、こちらの成り行きも注目されます。

テクニカルには昨晩のユーロの底値からの反発で、昨日は久々に日足が陽線となりましたが、戻りは鈍く、大勢に変化なし。1.1141付近を下降中の21日線を切り返すところまでの反発がない限りは、引き続き年初来安値1.1027を意識する動きが継続しそうです。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高。7/30-31のFOMC議事要旨公表は明日未明3:00からの予定です。

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ユーロドル日足

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