ユーロドル 1.12台で夕刻やや値を下げる 米小売売上高発表待ち(7/16)

連休明けの東京市場でユーロドルは1.12台半ばでの小動き。

ユーロドル 1.12台で夕刻やや値を下げる 米小売売上高発表待ち(7/16)

ユーロドル 1.12台で夕刻やや値を下げる 米小売売上高発表待ち

連休明けの東京市場でユーロドルは1.12台半ばでの小動き。夕刻欧州勢参入後はやや値を下げて一時1.1236まで低下する局面もありましたが、東京時間18:00現在は1.1245レベルまで戻しています。

市場は今晩21:30に発表される6月の米小売売上高の発表待ち。パウエル議長の議会証言以降、7月の利下げはほぼ確実視されており、2ノッチ0.5%の利下げ確率も現状で3割程度まで上昇しています。
一方でNYダウは連日終値ベースで過去最高値を更新し、今月これまで発表された雇用統計や物価指数等の経済指標も好調と、客観的には利下げの必要性が疑問視されかねない状況です。

パウエル議長も議会証言で金融政策はあくまで今後の経済指標次第との姿勢を崩しておらず、このまま経済指標の上振れが続けば今月利下げの正当性が揺らぐ可能性はまだ、十分あると考えざるを得ず。その意味で本日の小売売上高も最重要指標の一つであり、注目度は低くありません。

また、深夜2:00にはパウエル議長のフランス中銀での金融政策についての講演があり、こちらも関心が集まりそうです。

テクニカルにはユーロドルは日足の一目均衡表の「雲」の上の位置をキープしつつも、1.1290付近の21日移動平均線に頭を抑えられる位置での取引が続いており、短期的には均衡状態。ただ、1.1228の「雲」の下限を抜け、更に1.1200を割り込むと、ヘッドアンドショルダーの形に近づいて、やや下値リスクが増しそうです。

序盤の欧州株価指数先物はおおむね上昇。米小売売上高速報の発表は本日21:30。

ユーロドル 1.12台で夕刻やや値を下げる 米小売売上高発表待ち

ユーロドル日足

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