シカゴポジション(CME)187
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年7月9日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
シカゴの豪ドルのネットポジションは前週より4,700枚強のショートを減らし、54,000枚となりました。内訳はロングが3,000枚減、ショートが7,700枚減となり、総枚数では10,700枚減となり大幅にリスクヘッジしています。それでも総枚数11万7000枚は過去と比較してまだ大きなポジションと言えます。
チャートでは青い棒グラフが6月中心にラウンドボトムに近い形となっており、3週前の直近最大ショートの66,000枚を頂点にしてポジション調整しています。
次週(締日は今日16日)4万枚台の確認になると、更に一段のショートカバーになりそうです。チャートでは先週の締日終値が1豪ドル=0.6927米ドルの底値となり、その後は先週金曜日にかけ0.70台を回復し、今日の締日に黒の抵抗線0.7030〜40米ドル付近まできています。もし今日のNY終値でこの抵抗線を越える様ですと赤い豪ドル安トレンドライン上限の0.72米ドル方向に動き易くなり、この場合は上記のショートカバーが一層入り易い展開になります。
豪ドル安トレンドラインが、今週は0.6825〜0.7080米ドルにきています。先々週は0.70米ドルの抵抗線を一度越え、次の抵抗線0.7050〜60米ドルに跳ね返されてから、先週は0.6925米ドルの底値(締日9日)を付け、再度0.70米ドルを上回っています。このトレンドライン内で、目先の抵抗線は0.7050、次いで0.7080米ドルになっており、もし後者を抜けて終ると豪ドルは一段高狙いになります。この場合には0.7100〜10、0.7150〜60米ドルに抵抗線が控えています。下値は0.6990〜0.70、0.6940〜50米ドルにサポートあり、後者を守れば短期はまだ豪ドル高への調整を維持しています。
(1豪ドル=0.7038米ドル、7月16日14:15現在)
シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
オーダー/ポジション状況
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