ユーロドル 東京時間はじり安推移 ECB後の上昇の半分を失う(6/7夕)

7日の東京市場でユーロドルは1.12台後半を軟調に推移。朝方は1.1280レベルで取引されましたが、ほぼ一方向で緩やかに下げ東京時間17:30現在は1.1265レベルでの取引です。

ユーロドル 東京時間はじり安推移 ECB後の上昇の半分を失う(6/7夕)

ユーロドル 東京時間はじり安推移 ECB後の上昇の半分を失う

7日の東京市場でユーロドルは1.12台後半を軟調に推移。朝方は1.1280レベルで取引されましたが、ほぼ一方向で緩やかに下げ東京時間18:30現在は1.1265レベルでの取引です。


昨晩注目されたECB理事会は、地政学リスク、貿易摩擦による世界的景気減速懸念から、フォワードガイダンスに変更を加え現状の政策金利水準を維持する期間を更に半年延ばし、20年半ばまでとしました。(詳細は橋本光正氏の記事「欧州中央銀行政策金利結果」をご参照ください)

ただ、ECBの基調は楽観的であり、利下げをあまり真剣に検討した様子もうかがえなかったことから、市場はやや期待外れと見た模様で、政策公表後一旦は一目均衡表の「雲」の下限ぎりぎりの1.1203まで下げたものの、瞬時に上昇に転じ、ドラギ総裁の会見中にはこれもトレンド上限とぴたり一致する1.1309まで上昇する荒い展開となりました。しかし結局上下ともレンジギリギリで踏み止まり、一目均衡表の雲の中に戻してアジア時間を迎えました。

市場は今晩の米雇用統計待ち。事前予想は非農業部門雇用者数のコンセンサスが17.5万人の増加で標準的。平均時給は前月比+0.3%とやや楽観的な見通しです。
引続き米中、米墨等の貿易摩擦が影を落としますが、やや材料的に飽きてきたこともあり、雇用統計の改善改悪で相場が動くことは十分あり得そうです。

テクニカルには昨晩頭を抑えた1月からの緩やかな下落レンジの上限が今日は1.0306、その上は200日移動平均線が1.13668レベルです。一方昨日底値を支えた「雲」下限は昨日と同じ1.1203、21日移動平均線も直下の1.1195に控えています。

序盤の欧州株価指数先物は本日もほぼ全面高。雇用統計の発表は21:30です。
尚、週末は福岡でG20財務相・中銀総裁会議が開催されます。

ユーロドル 東京時間はじり安推移 ECB後の上昇の半分を失う

ユーロドル日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る