ユーロドルECB理事会控え小動き(6/6夕)

今晩にECBの政策発表を控えた6日の東京市場で、ユーロドルは昨日までの激しい値動きとは打って変わって小動きに終始。

ユーロドルECB理事会控え小動き(6/6夕)

ユーロドルECB理事会控え小動き

今晩にECBの政策発表を控えた6日の東京市場で、ユーロドルは昨日までの激しい値動きとは打って変わって小動きに終始。東京時間のレンジは1.1221-36のわずか15pipsでした。

昨晩はADP雇用統計の予想比下振れと逆に予想以上に好調だったISM非製造業指数に振り回されユーロドルは1.1306へ急伸後1.1220台に下落する、荒い値動きとなりました。このところ米国の貿易摩擦の実体経済への影響を懸念しての米金融政策の利下げへの方向転換の可能性が市場を支配してきた形ですが、前回4/10とは全く様変わりした情勢を受けて、欧州域内の経済も必ずしも好調とは言えず、インフレ率も下振れを繰り返す中でECBが一段の緩和姿勢を示すことになるのか注目が集まります。

FRB関係者の発言が利下げを示唆する内容に急速に変化しつつある中で、もともと米国より景気回復のテンポの遅い欧州域でドラギ総裁が先手を打ってくる可能性は高いものと思われ、ユーロドルは再び下値方向のリスクに警戒が必要です。

テクニカルにはユーロドルは昨晩の上昇で一時一目均衡表の「雲」を上抜けましたが、1月以降の下落トレンドの上限付近で頭を抑えられて反落、再び「雲」の中での推移です。
昨日超えられなかったトレンド上限が本日やや低下して昨日高値と同じ1.1309付近、ECBがもしほぼ無策だった場合のレジスタンスはこのレベルとなりそうです。一方サポートは「雲」の下限が1.1203、21日移動平均線が1.1190レベルです。ここを下抜けた場合には再び1.11台前半を試す動きが予想されます。

序盤の欧州株価指数先物は過度のリスク回避姿勢の緩和が続く中でほぼ全面高。ECBの政策金利発表はこの後20:45ドラギ総裁の記者会見は21:30からの予定です。また、21:30には4月の米貿易収支も公表予定で、今晩は波乱含みです。

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