オーストラリア 3月失業率結果
3月の豪州失業率は、就業者数が予想を上回り、失業率は前月比で0.1%悪化しました。
季節的に例年3月の就業者数は好数値でしたが、それを裏付けた格好になっています。
さて就業者数からみていくと、
3月の就業者数は前月より2.57万人増で、予想(1.5万人増)を上回りました。
2月は前回+0.46万人⇒+1.07万人と小幅上方修正されています。
この分を加味すると今回は実質+3.18万人となり、エコノミスト予想レンジ上限近くになりました。内容的にも、フルタイムが大きく増加し、パートタイムが減少しているのでGDPには非常に好結果となります。
また失業者の分析は
3月の失業者は17,100人増加しました。内訳はフルタイム希望が15,100人増(2月は4,500人減)となりました。雇用が好調でかなりの人まで求職している様です。
また、失業率は5.0%⇒5.0%で横這いでした。労働参加率は0.1%改善し65.7%となっています。
月間全労働時間は1,320万時間増加(2月は310万時間増)し、17億8540万時間となりました。前回2月の総時間は17億6990万時間でしたので、3月分は実質1578万時間の増加で、消費には好影響となります。
失業率は2月から0.1%悪化して5%になりました。丁度赤い線(5%)で推移しています。
豪ドル米ドル相場は、発表前に0.7165〜70米ドル付近で推移していましたが、好調な雇用統計数値に0.7199米ドルまで買われたものの、0.72米ドルの大台乗せまでトライ出来ずに小幅反落しています。この0.72米ドルは0.7080〜0.7210米ドルの豪ドル高トレンドラインの上限にもあたります。
このトレンドラインの上限を抜けば、0.7240、0.7280〜90米ドルが見えてきます。下値は0.7150〜60米ドルにサポートありますので、もし切れればレンジ下限方向の動きになります。
豪州は明日から4連休になりますので、0.7200〜10米ドルを越える勢いないと、持ち高調整の可能性が高くなりそうです。
(1豪ドル=0.7183米ドル、2019年4月18日15時15分現在)
オーダー/ポジション状況
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