シカゴポジション(CME)175
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年4月16日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
シカゴの豪ドルのポジションはネットショートを7,500枚減らし、ネット46,900枚弱にしました。内訳はロングを1,300枚増、ショートを6,200枚減で、総枚数を4,900枚減少させて、リスクを減らしています。チャートを見ると、シカゴ含めての豪ドル買い戻しに、先々週の締日までは、黒の3角保合い内で推移していましたが、16日締日の終値で、はっきりと上抜けました。流れとしては緩やかな赤い豪ドル安トレンドラインの上限を狙う動きになっています。まだシカゴはショートを大きく抱えていますので、万一、この赤いラインを越えるとショートの買戻しが出てくる可能性が強まります。
実際の相場は、先週0.7130〜40米ドルにあった豪ドル安トレンドラインを上抜き、新たに短期0.7090〜0.7220米ドルの豪ドル高トレンドラインを形成し始めています。このレンジ内の0.7130〜35にサポート(ここは今までの抵抗線でもあった水準)があり、ここを維持出来ればトレンドラインの上限トライが継続しますが、もし切った場合はライン下限の0.7090米ドルまでの下押しが先行しそうです。
上値はレンジ内の0.7205〜10米ドルがダブルトップになっており、次回は3回目トライですから抜ける可能性がでてきます。この場合はレンジ上限の0.7220〜30、0.7280〜90米ドルに抵抗線が控えており、後者はチャートの赤い抵抗線に相当するレベルにもあたります。
(1豪ドル=0.7148米ドル、4月19日NY終値)
シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
オーダー/ポジション状況
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