ユーロ週足ショートコメント
臨時EUサミットが終わり、英国の離脱延期も無事に決まり一安心と感じている市場参加者も多そうですが、期限が延びただけで離脱案自体は現行案からの修正はしないとEUから条件をつけられています。果たして英国議会が超党派でまとまることが出来るのかどうか、不透明感自体には何ら変化はありませんので、引き続きポンドもユーロも上値の重たい展開が続きやすいと考えた方がよさそうです。
今回は微妙な水準で止まっているユーロドルの週足チャートをご覧ください。
現在の安値圏は2017年安値と2018年高値の61.8%押しとなる1.1186(青の水平線)とほぼ同水準で、いかにもいったん下げ止まりやすい水準ではありますが、ここを抜けてくると1.10の大台を視野に入れる展開へと一段安の可能性が出てきます。
トランプ大統領の関税発言、ドラギECB総裁のハト派発言などユーロは材料的にも売りやすいだけに、今日は買い戻しが出ているものの来週以降の動きには注意が必要でしょう。
オーダー/ポジション状況
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