ユーロドル1.1350近辺でFOMC待ち
20日の東京市場でユーロドルは小動き終始。日中のレンジは1.1350を挟み1.1341-57のわずか16pipsに留まっています。昨晩の海外市場でも様子見気分が強い中でユーロは1.1362まで上値を伸ばす場面もありましたが、基本は小動きでした。
市場は明日未明のFOMCの結果公表とパウエル議長の記者会見待ち。政策金利の変更は予想されていませんが、今回は金利予測分布(ドットプロット)や経済予測の公表を伴う回でもあり、現在の市場のメインシナリオである年内利上げ無し、それもリスクシナリオは利上げではなく利下げが行われる可能性3割との見通しと、FOMCメンバーの予想の差異の有無には注目が集まりそうです。
尚、FOMCに関しては橋本氏による関連記事もあわせご参照ください。
テクニカルにはユーロドルは3/8以来の上昇トレンドを維持しているものの90日移動平均線や、2/28からの下落の76.4%戻しのラインのある1.1363-68レベルで頭を抑えられた形です。
ただ、前回1/31のFOMCの結果公表時には金利引き上げ文言が声明文から削除され、また、バランスシート調整終了に関し予想外の別声明がでて、ユーロが1.15台まで急伸したことも記憶に新しく、今回そこまでのサプライズは無いものと思われますが、FOMCが内容次第ではテクニカルが全く通用しなくなるインパクトのあるイベントであることはいうまでもありません。
序盤の欧州株価指数先物は警戒感から概ね下落して始まっています。
FOMCの結果公表は日本時間明日未明3:00、パウエル議長記者会見は3:30からの予定です。
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