2019年3月FOMC政策金利の予想(3/20)

東京時間明日21日未明にFOMCの政策金利が公表されます。

2019年3月FOMC政策金利の予想(3/20)

FOMC政策金利の予想

(1)政策金利(NY時間3月20日14時公表)

東京時間明日21日未明にFOMCの政策金利が公表されます。
(NY時間:3月20日木曜日午後2時公表予定)

現在のFFレート「2.25〜2.5%」⇒「2.25〜2.5%」据え置き予想
(エコノミスト全員据え置き予想)

パウエル議長の定例記者会見は同日NY時間14時半から予定されています。
昨年央までは、この3月FOMCが2019年最初の利上げ見通しでしたが、昨秋以降の株価大幅安・米中貿易問題等で世界経済減速懸念から、市場は2019年内の利上げ自体なしとの見方になっています。

(2)2019年3月のFRB金融政策に関するエコノミストの予想

現在、市場で流れているエコノミストが想定しているシナリオやFRBの現状について、取り得た範囲で列記します。

・今回特に留意する点に、FRBがバランスシートの縮小をいつまで行うか、残高を幾らまで減らすかの予想を挙げているエコノミストが多くなっています。

・FRBは毎月500億ドルの満期償還を実施し、新たに再投資はしないスタンスでしたが、期日に関しては年後半から再投資再開、残高に関してはおよそ3兆5000億ドルまでの縮小を目途と分析しているエコノミストがいます。
この措置に関して、今回の会合で、具体的スケジュールを公表すべきと主張しているエコノミストもいます。パウエルFRB議長はその措置に関する公表を「早めに」と述べているだけです。

・年初にリチャード・クラリダ氏がFRBのボードメンバーに副議長として加わったことが、FRB自体のハト派への転換に1つの鍵となったと指摘しています。彼は著名なエコノミストであり、市場関連の専門家であるとしています。彼はFRBがハト派転換への巧妙なやり方を熟知しており、今回も何らかの期待が持てるとの観測を産んでくれている。

・もしインフレが2%を越えても、直ぐに引き締めに転換しないようなニュアンスを出すのではないかとの指摘もあります。

(3)最近のFRB関係者の主な発言(最近2〜3週間)

3月11日
パウエル・FRB議長
 「辛抱強さとは金利変更を急がないことを意味」
3月8日
ブレイナードFRB理事
 「景気へのリスク上昇が金利見通し下方修正を正当化する」
 「自分の2019年景気見通しを下方修正した」
3月7日 
ウィリアムズNY連銀総裁
 「強い経済続いているのにインフレが下がったら、利下げの必要あるかもしれない」
3月6日
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
 「米経済は緩やかな成長の見通し」
3月5日
ローゼングレン・ボストン連銀総裁
 「リスクが高まる中でFRBの忍耐は必要」「賃金圧力は高まっており、インフレは極めて良好」
3月2日
ボスティック・アトランタ連銀
 「今年中に1回の利上げを予想」「物価はここから上昇していくことを予想」
3月1日
カプラン・ダラス連銀総裁
 「FRBは近い将来にバランスシートについて決定する」

2月28日
クラリダFRB副議長
「バランスシートのロールオフ(満期日に償還のみ行う)の終了時期やペースについて決定するだろう」

(2019年3月20日10:10、1ドル=111円64銭)

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