ユーロ圏3月PMI景況指数速報値の予想
本日ユーロ圏のPMI指数が発表されます。発表予定は日本時間3月22日17時15分。
ECBはユーロ圏経済の先行き鈍化を懸念しており、今週水曜日に行われたFOMCでは年内の利上げを見送る方針やGDP及び物価見通しの下げなど、内容的に金利が緩む状況となりました。
従い、今日のユーロ圏製造業PMI指数が2月に続き50を下回り、更に2月より悪化した数値になるとユーロドル相場に材料視される可能性が高くなります。
(今回発表予想)2019年3月22日 9時現在予想
尚、余り重要視されないと思いますが、東京時間22時45分に米国の3月PMI指数が発表されます。重要度はISM製造業景況指数>製造業PMI指数ですが、FOMCが終わったばかりの先行指標なので、ウォッチだけはしておいた方が良さそうです。
米国3月PMI指数
製造業 3月:53.6 (2月は53.0)
サービス業 3月:56.3 (2月は56.0)
ユーロ製造業PMI指数(青)と米(灰色)ISM製造業指数、日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側が今回のユーロ圏3月製造業PMI指数の予想値)
ユーロ圏製造業PMI指数に米ISM製造業景況指数・日本の製造業PMI指数を加えたものです。月初に発表された米国2月ISM製造業景況指数は予想を下回る数値(予想55.5に対し実際は54.2)でした。3地域共に、ダウントレンド傾向にあり、特に日欧は好不況の判断基準である50を下回っています。
ユーロは対ドルで、下値は1.1330、1.1300、1.1270〜80、にサポートあります。上値は1.410〜20、1.1450に抵抗線が控えています。
当面は1.1270〜1.1450レンジで、ユーロの上値が重い状態になっています。短期のユーロ高トレンドに回帰するには後者の抵抗線(1.1450)を越えて終わることが必要になります。
(3月22日10:00、1ユーロ=1.1368ドル、1ユーロ=125円88銭)
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