日銀会合前に円安・株高一服
週明けの東京市場では前週の日銀追加緩和報道によるやや過剰反応気味の円安、株高に調整が入った形となりました。
朝方東京市場オープン前には111円台後半で取引されていたドル円相場は昼前には111.05と111円割れをうかがう水準にまで低下、日経平均株価も利食い売りに押された形で17,500円割れの水準まで低下して横ばい推移となりました。日経平均株価の終値は133円安の17,439円。5営業振りの値下がりとなりました。
先週末はブルームバーグの「日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討−関係者」のヘッドラインの記事に意外なくらい市場が引っ張られた感がありましたが、内容の信憑性や表現の意味するところにやや懐疑的な見方が広がっていることもあり、市場が緩和を織り込みすぎているのではないかとの見方が出てきていることも背景にあるようです。
本日本邦に重要指標の発表等はありませんでした。
また東京市場終了後にはイランの石油輸出が5月末までに制裁前の水準に達する見込みであるとの報道が流れています。ただ、日中一時43ドル割れまで下落した原油先物は43ドル台前半で比較的安定的に推移しています。
今晩は米国で3月の新築住宅販売件数の発表があります。今週は26日27日にFOMC、27日28日に日銀政策決定会合を控え、市場はそれまでは様子見気分の強い相場が続くことになりそうです。
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