シカゴポジション(CME)167
シカゴポジションは2月5日現在まで更新されましたが、まだ2週間以上の乖離ありますので、今週も相場展開だけを記します。
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年2月5日の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
前回のシカゴポジション166回で、
「…当面は0.72米ドルを回復してくれると3週前の豪ドル高トレンドラインに回帰できます。この場合は0.73米ドルのダブルトップまでの上値余地が広がります。一方で、現在の抵抗線に阻まれると0.7110〜10と0.7050〜60米ドルのサポートトライになります。(中略)抜けた場合は0.6980〜90米ドルのサポートトライになり、いよいよ年始の急落レンジを再びなぞる動きに入ります。もし逆に0.7050米ドルが維持されると当面の底値を確認した形になり、大きく反発する可能性が高まります。今週はこの下値0.7050〜60ドルと上値0.7190〜0.72米ドルが攻防の分岐点になります。」
としましたが、先週のレンジは0.7069〜0.7207米ドルとなり、まさしく攻防の分岐点内の上下を試しました。まだ完全に上下共に抜けていないので、今週もレンジ継続になります。下値は0.7070米ドルまで上がってきています。上値は0.7200米ドルの抵抗線は変わりませんが、3角保合いの抵抗線が0.7250〜55米ドルまで下がってきているので、場合によりヒゲだけそこまでトライして終わるケースも考えられます。
レンジとしては0.7050〜0.7260米ドルとし、このレンジ内での取引になります。従い、0.7050未満か0.7270以上を越えて終った場合のみ、短期的に新たなトレンド入りとなります。但し、上値は中期の豪ドル安抵抗線が0.7340〜50米ドルに位置しており、更に長期は豪ドル安トレンドに変わりないので、戻り売りが継続されますが、0.7270米ドルを越えて終ると、豪ドルの上げも大きくなるので、売りは引き付けてとなりそうです。尚、レンジ内で抵抗線は0.7170、0.7200〜10、0.7250〜60米ドルにあり、サポートは0.7100〜10、0.7050〜70米ドルになります。
(1豪ドル=0.7148米ドル、2月25日14時20分現在)
2019年2月5日の数値
オーダー/ポジション状況
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