ユーロドル イベント明けで小動き終始
4日の東京市場でユーロドルは1.14台半ばで小動き終始、日中の値幅は1.1438-60とわずか22ポイントに留まりました。多くのイベントを先週消化し、ユーロはやや方向感を無くしている状況、東京時間18:30現在は1.1445レベルでの取引です。
週末発表となった米国の雇用統計では、農業門部門雇用者数が前月比+30.4万人と予想の+16.5万人を大幅に上回る結果となった一方で、12月の数値が22.2万人に9万人下方修正され、失業率は4.0%に悪化、平均時給も前月比では予想に届かないなどまちまちな内容、発表前に1.14台後半にやや上昇気味だったユーロドルは、発表直後には小幅ながら上下に振れました。その後は深夜に発表となったISM製造業指数等の米指標が思いの外良好だったことなどでユーロドルはさらに上下動しながらも最終的には弱含み、1.1457で越週しています。
テクニカルにはユーロドルは引き続き中期膠着レンジの中、1.14台前半には、基準線、21日移動平均線、90日移動平均線、転換線等のサポートが多く存在し、米追加利上げがかなり遠のいたと考えられる現在はユーロの底値は堅く、一方で欧州の経済も先行き不透明、英国のハードブレグジット懸念も払拭できず、ユーロを買い進むにもリスクが大きくと、新たな膠着を以前のレンジでやっている印象です。
序盤の欧州株価指数先物もまちまち、この後深夜0:00に米製造業受注の発表がありますが、全般的にはイベントは少なく静かな流れとなりそうです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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