米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利 (19/1/30)

本日、夜中にFOMCの政策金利が公表されます。

米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利 (19/1/30)

米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利

本日、夜中にFOMCの政策金利が公表されます。

(1) 政策金利(NY時間1月30日14時公表)
現在のFFレート「2.25〜2.5%」⇒「2.25〜2.5%」据え置き予想
   (ごく一部のエコノミストは0.25%下げ、0.25%上げ予想の両方あり)
   
尚、FRB議長の記者会見は昨年まで、年8回あるFOMC会合で半分の4回しか開催されていませんでしたが、2019年からは8回会合のそれぞれに対応すると前回公表しています。パウエル議長の記者会見はNY時間14時半から予定されています。

(2)2019年のFRB金融政策に関するエコノミストの予想
今回もMarketWatch紙中心に、エコノミストが想定しているシナリオについて列記します。既に、マスコミ等に出た内容ですので、実際にFRBから下記に近い内容が出ても市場では予想範囲内となる可能性がありますのでご留意ください。

@ 今後の状況を忍耐強く(“PATIENT”を強調)待つ。
A 利上げは6月までしない。(当初は3月に利上げ想定していたが、大方のエコノミストは先延ばし予想)。
B 利上げ回数は年2回程度を示唆し、6月と12月。

C FRBの先行き見通しで一層の引き締めに関しては正当化する発言を行う。
D パウエル議長は利上げをしたい様には見られたくなく、データ待ちを引き出したい。
E 資産購入の再投資については公表しない見込み。
F “PATIENT”の意味は、FRBが再び利上げをしたくないとのことではない。
G FFレートの3%付近が中立との見方になっているが、これは利上げや成長阻害を意味しているものではなく、FRBとして終わりに近づいてことを認知させたい。
H 現状のインフレは利上げを急がないとの想いを伝えたい。
I 一部エコノミストは9月まで利上げ先延ばしの見方もある。
J 世界経済の不確実性、米中貿易交渉など、ある程度これらの要因が明確になるまで利上げ先延ばしを示唆する内容。
K 今回の会合で「漸進的利上げ」文言の「漸進」を外す。

(3)最近のFRB関係者の主な発言(最近2〜3週間)
1月19日 デイリー・SF連銀総裁   「暫くは利上げ休止の方向へ傾く」
      ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
     「高水準の経済データは実際に良好に見える」
1月18日 ウィリアムズNY連銀総裁 「インフレ圧力が懸念される機材は見られない」
                   「状況が変化した場合はバランスシートの方針見直す」
      エバンス・シカゴ連銀総裁 「FRBが利上げを休止する良いタイミング」
                   「FRBが2回の利上げの実施する可能性は減少」

1月17日 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
                   「FRBは将来の景気低迷局面でも利下げ余地が小さくなっているが、他にも方法はある」

1月16日 カプラン・ダラス連銀総裁 「世界経済の成長は減速している」
     ジョージ・カンザスシティ連銀総裁
       「FRBの金利正常化を停止する良い時期の可能性」
     カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
                   「更なる利上げを支持する要因は見当たらない」

1月15日 クラリダ・FRB副議長   「景気後退の前兆は見られない」
                   「12月利上げは正しい選択」
1月11日 クラリダ・FRB副議長   「資産縮小の戦略を変更することは躊躇しない」
     パウエル・FRB議長    「インフレは2%近辺を予想」
                   「金利に決められた軌道はない」
     ブラード・セントルイス連銀総裁
                   「FOMCは十分先手を取っている」
1月10日 バーキン・リッチモンド連銀総裁
       「2019年の経済成長は去年より幾分減速する見通し」

(2019年1月30日10:30、1ドル=109円30銭)
(以上)

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