3. ユーロドル、日中上値を広げる(1/28夕)

ユーロドル、日中上値を広げる(1/28夕)

週明けの東京市場でユーロは1.14台前半で底堅く推移。

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ユーロドル、日中上値を広げる(1/28夕)

ユーロドル、日中上値を広げる

週明けの東京市場でユーロは1.14台前半で底堅く推移。
先週末の海外市場では材料難の中で、米ウォールストリートジャーナル紙が報じた、今週開催のFOMCでFRBがバランスシートの縮小を予定より早く、規模的にも当初予定より大きな状態で終了する議論を行う可能性があるとの記事を材料に、対ユーロでドル売りが進行。ユーロは前日の1.13割れから大きく切り返し1.14台前半での越週となりました。
本日の東京市場でも1.14台で取引が始まり、その後昼過ぎにかけてはじり高に推移、一時前週末の高値1.1417を上回る1.1426をつける場面もありました。
夕刻欧州勢参入後は一時1.1390まで下押ししたものの1.13台ではユーロ買い意欲も強く東京時間19:30現在は1.1410-15レベルでの取引です。

先週末のユーロの予想以上の急伸をWSJ報道のみで説明するのは他の主要通貨の動きを考えるとやや無理があり、上昇を続けている英ポンドが象徴しているように、為替市場に英国のハードブレグジット回避について楽観的な見方が広がっていることが背景にあるものと思われます。
テクニカルにはユーロドルは先週木曜に一旦下抜けたトレンドラインを回復したのみならず、下降してきた21日移動平均線(1.1417)、90日移動平均線(1.1422)と絡む動きとなっています。また、一目均衡表の雲の上限も1.1418とほぼ同レベルで、先週末の東京時間とは様相が一変しています。
明日は英議会ではメイ首相のブレグジット代替案採決が実施されますが、未だ予断は許さないものの、可決されれば一段のユーロ買いの可能性がありそうです。

本日この後23:00にはドラギECB総裁の欧州議会での議会証言が予定されています。

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