ポンド大幅高
NYが引けてから、北アイルランドのDUP(メイ政権に閣外協力)が、メイ首相のブレグジット案を支持するとのニュースに、ポンドは各通貨に対して大幅高となっています。
参考までに以下のチャートはポンドドル日足ですが、11月8日以来の高値圏へと上昇してきていることがわかります。
テクニカルには強いチャートです。ただ、DUPはバックストップ条項(アイルランドの国境を回避する方法がみつかるまで、英国はEUの関税同盟に留まる)を修正すれば、という条件付きでの支持となっていて、バックストップの期限を明確に定めることが必要となります。
メイ首相は、議会では野党案を切り捨て、与党+閣外協力をしているDUPに焦点を絞って動いてきましたが、国内で過半数の支持を得られれば、EU側もそれに対応した動きとなってくると思います。短期的にはハードブレグジットを回避できるという点で好材料かもしれませんが、長期的には離脱という流れですから、安心してポンド買いに回るのは個人的には躊躇するところです。
ここから上の水準では、11月高値、10月高値、9月高値と細かくレジスタンスがありますが、長期的なポンド安トレンドに変化が出てきているのか、テクニカルには興味深い動きとなってきました。
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