チャートから見た豪州経済(3ヶ月比較)
(1) GDP:上段の青は前年比ベースGDP推移、下段のオレンジは4半期ベース伸び。過去の平均水準は赤い線。
(2) GDP貢献項目の対比:上段は2018年6月末期、下段は9月末期
(項目は左から、GDP、消費、住宅投資、鉱山関連投資、非鉱山関連投資、公共需要、輸出、輸入の順)赤い線は2%に置いています。住宅以外は明らかにに鈍化
(3)インフレ:相変わらず2%(赤い線)挟んで推移しており、まだ中銀目標値である2〜3%の下限に留まる。
(4) 可処分所得(上段の青)、消費(上段のオレンジ)と貯蓄率(下段)
…消費の伸び下回る可処分所得、貯蓄率は下降一途。
(5) 住宅価格(赤)と家計債務(青);住宅価格の下げがきつくなる。家計債務も相変わらず高水準。
(6)賃金指数は底打ちの兆し。年率ベース(赤の折れ線)では2016年を底に緩やかだが、上昇の兆し。尚、中銀も緩やかな賃金の上昇を予想しています。
豪ドル/米ドル相場は、中期豪ドル安トレンドライン0.6740〜0.71米ドルの下限まで試しています。昨日は瞬間の下落で、0.6980⇒0.6740米ドルまで240ピップスは非常に長い下ヒゲになっています。豪ドル安といえども0.67台半ばは一度買い場になっています。但し、2008年の大底0.6006米ドルから上げたサポートを切っているので、0.6740米ドルで止まるかは微妙な状況にいます。このレンジ間の0.6970、0.6900〜10、0.6820〜30米ドルにサポートがあり、最後は2016年1月の底値に相当します。上値は0.7060〜70、0.7100〜10米ドルに抵抗線があるので、後者越えて終わらないと短期豪ドル安トレンドの流れを断ちきることはできない状況です。
尚、シカゴポジションは締日がクリスマスで更新されていませんでした。来週以降になります。(2019年1月4日14:30、1豪ドル=0.7025米ドル)
オーダー/ポジション状況
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