ニュージーランド2018年第3四半期GDP結果(18/12/20)

前期比・前年比ベース共にエコノミストの予想を下回る結果になりました

ニュージーランド2018年第3四半期GDP結果(18/12/20)

ニュージーランド2018年第3四半期GDP結果

ニュージーランド2018年第3四半期GDP結果

20日早朝に公表されたNZの第3四半期GDPは上記の通りとなりました。

前期比・前年比ベース共にエコノミストの予想を下回る結果になりました。
2013年12月期以降で最低の伸び率になったようです。原因は消費財や食品関連の製造業が低下したと分析しています。

ニュージーランド2018年第3四半期GDP結果 2枚目の画像

NZのGDP推移(棒グラフ:前期比、折れ線グラフ:前年比)出所:NZ統計局

NZ統計局作成の前期比・前年比ベースGDPです。年率ベースの折れ線(オレンジ)には3%水準に赤い線を加えています。また、前期比ベース(紺)では6月末期+1.0%と比較して大きく落ち込んでいます。

ニュージーランド2018年第3四半期GDP結果 3枚目の画像

実質可処分所得の推移を表したグラフです。年率では2016年以降所得の伸びが下降線を辿っています。(棒グラフ:前期比、折れ線グラフ:前年比)

相場は米FOMC前に0.6850米ドル付近で推移していましたが、FRB利上げ実施で、NZドルは0.6810米ドル付近まで下落し、更に予想より悪い3QGDP発表後に0.6730〜40米ドルまで売られています。
0.6760〜70米ドルにあった強いサポートを既に切ってしまい、現在は0.6740サポートもすり抜け始めているので、0.6710米ドル(NZドル高の半値戻しの水準でもあります)まで下値余地が広がっています。このサポートは強いので、もしこの水準も下回ってくると、短期のNZドル高を作り始めた起点(0.6470米ドル付近)までトライする可能性あります。
この途中の0.6630〜40米ドルが若干強いサポートになっています。上値は0.6850米ドル以上を回復しないと短期のNZドル安は解消しません。この手前の0.6770、0.6810米ドルに抵抗線が控えています。
(12月20日13時20分、1NZドル=0.6738米ドル)  

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