オーストラリア11月失業率結果
11月の豪州失業率は、予想よりも就業者数は増加、失業率は下回りました。
2つ目の表は就業者数です。
11月の就業者数は前月より3.7万人増で、予想(2.0万人増)を上回りました。但し、10月は前回+3.28万人⇒+2.87万人と若干下方修正されています。この分を加味すると今回は+3.29万人となります。内容的にはフルタイムが減少し、パートタイムの増加で、芳しくはありませんが、10月時点の失業者の雇用希望内容が、フルタイム希望▼5,200人でしたので、この流れからみると止む無しと思います。
また失業者の分析は
11月の失業者は12,500人増加しました。内訳はフルタイム希望が24,800人増(10月は5,200人減)となりました。10月の反動だと思いますが、もしこの希望者が12月のフルタイム増加に繋がると内容的にはかなり良くなります。
失業率は5.0%⇒5.1%になりましたが、雇用関係好調で潜在失業者の雇用希望が大きくなったことによります。
また、労働参加率は0.2%改善し、65.7%となりました。
(尚、前回の当初は65.6%で今回は65.5%に下方修正されており、実質0.1%の改善)
月間全労働時間は330万時間減少(10月は610万時間増)し、17億5950万時間となりました。6ヶ月振りの減少でしたが、11月の日数は1日少ないので、伸びが止まった形になっています。
失業率は若干悪化しました。(赤い線は失業率5%に合わせています)
豪ドル/米ドルは米FOMC前に0.7160〜70米ドルで推移していましたが、米利上げ実施で0.7090米ドルまで下落し、その後0.7120〜25米ドル付近まで買戻しが入りましたが、再度0.7090米ドルのダブルボトムまで下がってきています。
予想下回ったNZのGDPの影響も少なからず受けているようです。
豪ドルは昨日まで守っていた0.7140〜60米ドルのサポートを下抜いており、現在は0.7040〜50、10月安値0.7020米ドルのダブルまでトライできる余地を残しています。これを払拭するには0.7160米ドルを越えて終えることが必要です。
今日以降の米株価と債券動向で、米株安・金利安になればオセアニア通貨が買い戻されるケースがでてきそうです。
(1豪ドル=0.7092米ドル、12月20日14時30分現在)
オーダー/ポジション状況
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