米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利結果
(1)政策金利(12月19日公表済)
FFレート「2〜2.25%」を「2.25〜2.5%」へ利上げ実施
(2)FOMC要旨(プレス・リリース全文)
11月FOMC以降のデータによれば、労働市場は引き続き強く、経済活動は強い割合で上昇した。ここ最近の雇用の伸びは強く、失業率は依然低い。家計消費は強く拡大している。一方で、企業の固定投資は年初の早いペースの伸びから緩やかになってきた。1年ベースでみた全般的なインフレや食品・エネルギー以外のインフレは約2%だった。長期のインフレ見込みはほとんど変わっておらず。
(FRBの)法的権限に則れば、委員会は雇用の最大限の拡大と物価の安定である。FFレートのレンジの一層の緩やかなる上昇が経済活動や強い雇用状態の持続的拡大に繋がり、インフレは中期で委員会が目標としている2%近くになると判断した。
また、委員会は経済の先行き概観に関するリスクは概ねバランスが取れていると判断した。しかし、引き続き世界経済や金融市場の発展、あるいは経済見通しの動向を査定するなど、注視し続けることを確認した。
ここまで実現しかつ今後予想される労働市場やインフレを勘案して、委員会はFFレートの目標レンジを2.25%から2.50%に引き上げることを決定した。
FFレートの将来に向けた目標レンジの調整に関するタイミングやその規模を決定するに際しては、労働情勢を最大限拡大し、目標とするインフレ2%に向けていくことを目指し、委員会はここまで実現した内容、今後予想される経済情勢を査定していくこととなった。この査定は労働市場のあらゆる尺度、インフレ圧力や期待、国内外の金融市場の進展を読み取って行なわるものになるだろう。
FOMC投票メンバー:
パウエルFRB議長・(委員長),ウィリアムズNY連銀総裁・(副委員長),クラリダFRB副議長,
バーキン・リッチモンド連銀総裁,ボスティック・アトランタ連銀総裁,ボウマンFRB理事,
ブレイナードFRB理事,デイリー・サンフランシスコ連銀総裁,メスター・クリーブランド連銀総裁,クォールズFRB理事
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。
(3)FOMC経済見通し(12月時点と9月時点との比較)
FFレートは
2019年中間値ベースで、3.1%(9月)⇒2.9%(12月)
2020年中間値ベースで、3.4%(9月)⇒3.1%(12月)
12月の利上げ実施から勘案し、2019年は3回⇒2回の利上げ、2020年は1回の利上げが変わりません。
2108年12月20日 10:15、1ドル=112円58銭、1ユーロ=1.1378ドル)
オーダー/ポジション状況
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