A$シカゴポジション(2018年12月4日現在)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴの豪ドルポジションはネットショート3,100枚の減少になりました。内訳はロングを4,500枚増、ショートも1,400枚増で、久しぶりに総枚数で5,900枚の増加となりました。前週までの4週間で計36,800枚のポジション縮小でしたので、膨らませてきました。それでもまだロングポジションは5万枚を越えています。依然豪ドルの買戻しリスクの方が大きいと思われます。下図(1)の終値ベースのチャートでは、水色の豪ドル安トレンドライン上抜き後、新たに黒の抵抗線で止められています。先週のシカゴ締日付近が豪ドルの戻り高になりました。
その豪ドル/米ドル相場は、先週まで維持していた0.7210〜0.7385米ドルの短期豪ドル高トレンドラインを先週の木曜日に下抜き、これまでの豪ドル買い戻し局面が変わってきています。今年8月からの豪ドル安トレンドラインを11月2日に上抜いて以降、豪ドル高トレンドを形成していましたが、これを維持するには0.7140〜60米ドルのサポートを守ることが重要になります。もし切れてしまうと0.7100〜10、更には0.7050〜60、更に10月26日の底値0.7020米ドルまでのトライに繋がります。この0.7140米ドルのサポートを維持できれば0.7250〜60米ドルにある抵抗線狙いになりますが、ここを越えて終らないと短期の豪ドル高トレンドには回帰しません。但し、0.7140米ドルを切ってくると、シカゴのショートポジションは生きてきますので、底値で買戻しするか、一段安狙いになるか注目されます。既に5万枚のショートですので、過去のパターンでは0.7000米ドルを下回ってこないとショートの積み上げはしないと思われます。(1豪ドル=0.7197米ドル、12月11日11時30分現在)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。緑は抵抗線になっています。別途水色とオレンジを加えています。
オーダー/ポジション状況
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