ユーロドル不安材料多い中、レンジ上抜け(12/10夕)

週明けの東京市場でユーロは対ドルで強含み。昼前に一時1.1443の高値をつけ東京時間18:30現在は1.1415-20レベルでの取引です。

ユーロドル不安材料多い中、レンジ上抜け(12/10夕)

ユーロドル不安材料多い中、レンジ上抜け

週明けの東京市場でユーロは対ドルで強含み。昼前に一時1.1443の高値をつけ東京時間18:30現在は1.1415-20レベルでの取引です。
週末発表された米国雇用統計では非農業部門雇用者数が15.5万人の増加と予想の19.8万人にとどかず、平均時給の上昇も前月比+0.2%と弱めであったことから、米株価、長期金利が低下、週末の米国市場では米10年もの国債利回りが2.84%台まで下げました。
さらに週明けの東京時間に米国債金利は一段と低下、一時2.82%台をつけたことから、為替市場では主要通貨に対するドル売りが優勢となりました。

ユーロドルは欧州サイドに英国のEU離脱協定の承認難航や、イタリア予算案の再提出等波乱要因を抱えながらも、金曜海外時間以降のドル売りの流れに、三角持ち合いを上放れ9/24以来の下降トレンド終了が濃厚と見られる動きとなっています。
ただ、1.14台前半の重さは相変わらずで、すぐにここからユーロドルが急上昇するイメージも持ちにくいことから、引き続き欧州の悪材料と米長期金利低下の綱引きの中で一進一退となりそうです。

イタリア政府は今晩EUに再提出する予算案について協議すると報じられています。財政赤字の見込額を2.0%前後に抑える方向で修正を試みるとみられますが、閣内でも依然意見が対立している模様で調整は難航しそうです。
一方英国のメイ首相はEU離脱協定の下院での採決を、このままでは否決の可能性が高いことから予定されていた11日から延期する可能性があるとされており、時間軸的にも不透明感が漂ってきています。

序盤の欧州株価指数先物は先週の米株安と欧州情勢の不透明感からほぼ全面安の様相。本日この後大きな経済イベント等は予定されていません。

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ユーロドル日足

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