ユーロドル膠着 米雇用統計待ち (12/7夕)

6日の東京市場でユーロドルは本日も小動きに終始。日中のレンジは1.1360-82の22pips止まり、膠着レンジの中にとどまりなんらの方向性も感じられませんでした。

ユーロドル膠着 米雇用統計待ち (12/7夕)

ユーロドル膠着 米雇用統計待ち

6日の東京市場でユーロドルは本日も小動きに終始。日中のレンジは1.1360-82の22pips止まり、膠着レンジの中にとどまり何らの方向性も感じられませんでした。
昨晩は発表された米ADP雇用統計の数字が期待に届かない内容だったことから、一時ユーロドルでドル売りが強まり、1.14台に乗せる局面もありましたが持ち合い上限付近で1.14台の重さを再び確認して反落しています。

市場は今晩の米雇用統計待ち。事前予想は非農業部門雇用者数が19.8万人増と最近では標準的ながら強めの数字となっています。また、今朝方パウエルFRB議長はワシントンで開かれた会合で、雇用に関連して「米経済は非常に良好に推移しており、多くの指標で見て米労働市場は非常に力強い」と表現しています。

ユーロドルは引き続き三角持ち合いの中での推移ですが、徐々に煮詰まってきており、材料次第でどちらにも振れそうです。ただ、欧州に不安材料多く、1.14台前半が重いことを考えれば、短期的にはユーロ下落リスクの方がやや高そうです。

先ほど公表された10月のドイツの鉱工業生産は予想を大きく下回る結果となりましたが為替は反応せず。
今晩この後22:30に米雇用統計(雇用統計の予想詳細に関しては本日掲載の記事「米11月雇用統計の数値予想」をご参照ください)、0:00にはミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。
また、本日はドイツのメルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)が開く党大会でメルケル首相の後継者を選出する党首選が実施されますが、ほぼメルケル路線の継承者であるクランプカレンバウアー氏と元政敵のメルツ氏の一騎打ちとなるものと見られており、メルケル路線の継承となるか否か注目されます。

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