ユーロドル膠着続く、材料錯綜(12/5夕)

5日の東京市場でユーロドルは1.13台前半での小動き推移。

ユーロドル膠着続く、材料錯綜(12/5夕)

ユーロドル膠着続く、材料錯綜

5日の東京市場でユーロドルは1.13台前半での小動き推移。
昨晩海外市場では米長期金利の低下を背景にドル売りが先行、ユーロドルは欧州時間に11/23以来の1.1419に上昇しました。
しかし、米国時間に入りNY連銀のウィリアム総裁から強い経済成長を背景に来年の緩やかな利上げの継続を見込むと、最近の趨勢からはタカ派的発言。
さらに、英下院がメイ政権のEUと合意した離脱協定の説明が不充分であるとして、内閣による議会侮辱動議を可決、11日に下院がブレグジット合意を否決した場合に議会が投票を通じて政府に方針を支持できる権限拡大動議も可決し、メイ首相の離脱協定否認の可能性が高まったこと、加えてNYダウをはじめとする米株価指数が全面安となりリスク回避のドル買いが生じたことなどの材料が重なって、ユーロドルは急反落。深夜には一時約100ポイント下げて1.1319の安値をつけました。
本日東京時間は1.1340レベルで取引が始まり、一時1.1317と昨晩安値を下回る水準までじり安となりましたが攻めきれず、その後は方向感を失って東京時間19:00現在は再び1.1340近辺での取引です。

結局のところユーロドルは昨晩も1.14台前半の重さを確認したかたちとなり、再び21日移動平均線(本日1.1351レベル)絡みの水準です。昨日の中途半端な上伸で、下降トレンドの継続なのか1.1350あたりを目指しての三角持ち合いなのか判断が難しくなりましたが、下降トレンドは幾度かレジスタンスラインを修正していることもあり、ここは三角持ち合いに入っているものと考えた方が妥当のような気がします。

序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安。今晩予定されていたパウエルFRB議長の議会証言は延期、本日米株式市場は休場。明日未明4:00には地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表されます。

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ユーロドル日足

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