ユーロドルG20控え動意薄(11/30夕)

30日の東京市場でユーロドルは1.13台後半で小動き終始、東京時間の値幅は1.1380-00のわずか20pipsにとどまりベタ凪状態でした。

ユーロドルG20控え動意薄(11/30夕)

ユーロドルG20控え動意薄

30日の東京市場でユーロドルは1.13台後半で小動き終始、東京時間の値幅は1.1380-00のわずか20pipsにとどまりベタ凪状態でした。
未明に公開された11/7-8のFOMC議事要旨では、複数の参加者が、現在のFFレートが中立金利に近い水準に達していてこれ以上の利上げは経済活動に過度のスローダウンを招きかねず、またインフレ率やその見通しに対しての下落圧力ともなりかねないと指摘、更に今後のFOMCにおいては声明文のFFレートのターゲットの「更なる段階的引き上げ」を委員会が見込むという部分を変更する必要があるとの具体的議論がされていたことが明らかになりました。
これ自体はかなり驚くべき内容と言えますが、先月のクラリダFRB副議長の発言や、サプライズとなった前日のパウエルFRB議長の発言内容とほぼ一致していたことから為替市場はほぼ無反応でスルーとなりました。

為替市場の関心は既にアルゼンチンで本日明日と開かれるG20首脳会議、とりわけ20日の夕方の米中首脳会談にシフト。事前には中国に対する追加関税を匂わせていたトランプ大統領が直前になって、中国と「何かすることで近い状況」にあると発言、米中貿易摩擦解消に進展が見られるかに注目が集まります。

序盤の欧州株価指数先物は自動車等の対米貿易摩擦激化懸念が燻りほぼ全面安の様相。
この後19:00にユーロ圏11月の失業率と消費者物価指数速報値、23:45にはシカゴ購買部協会景気指数が発表されますが、G20終了待ちで週明けまでの動きは限られたものとなるものと思われます。

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ユーロドル日足

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