取引環境とWindowsデスクトップ

クラウド上でWindows Serverを24時間365日稼働させそのWindowsをリモートデスクトップツールで操作

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取引環境とWindowsデスクトップ

ときどき相場から離れてFX取引周辺の話についても書いていこうと思います。

iPhoneやiPadといったモバイルの環境では各FX会社が簡略化された取引ツールを提供していますが、Web版は別にしてMac OS Xでの取引ツールを提供している会社はかなり限定されています。また、最も多くの人に利用されている自動売買プラットフォームにMT4(Meta Trader 4)がありますが、自動売買を行う際にはプログラムを閉じることが出来ません。

こうした時に使われるのがWindowsデスクトップで、クラウド上でWindows Serverを24時間365日稼働させ、そのWindowsをリモートデスクトップツール(Windowsは標準で装備、Mac OS X用はマイクロソフトが無料提供)で操作します。これであれば、MacでもWindowsでしか動作しない取引ツールを操作できますし、クラウド上のWindowsであれば、家で使用しているPCのスイッチを切っても動作し続けているので自動売買でも困りません。

これまでも、このWindowsデスクトップは一部のユーザーに絶大な人気を誇っていましたが、ネックとなっていたのがランニングコストです。国内最大手の場合、最小構成プラン(基本的にそれで充分な性能)で月額2592円、1年契約にしても月額2333円と、この程度の費用は仕方ないと考える人が多いと同時に、少額でFX取引を行う人にはややハードルが高いものでした。

しかし、世界に目を向けてみると同種のサービスは多くあり、特にデータセンター等の導入が進んでいる米国では格安のプランも出ています。私もつい最近乗り換え、大幅なコスト削減となりましたので紹介します。グーグルで「Virmach VPS」と検索すると出てきますが、国内最大手の最小構成プランと同水準(実際にはHDDでなくSSDを使用し、バックボーンも1Gbpsと高速なためより快適です)で月額7ドル(111円換算で777円)、1年契約ならば49ドル(同453円)と、5分の1の価格で利用可能です。

手続きを全て英語で行う必要はあること、またWindows Server(2012 R2)も最初は英語であること(設定で言語ファイルをダウンロードして日本語化できます)と、多少の手間はかかるものの、MacでFX取引を行いたい方と自動売買でPCをオフにできない方で、英語がハードルとならない方でしたら考慮すべき選択肢ではないでしょうか。

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