ユーロ反発、英金融EUアクセス継続で暫定合意(11/1夕)

1日の東京市場でユーロドルは反発。

ユーロ反発、英金融EUアクセス継続で暫定合意(11/1夕)

ユーロ反発、英金融EUアクセス継続で暫定合意

1日の東京市場でユーロドルは反発。昨日の海外市場では、英離脱相が11月21日より前にEUと離脱条件で合意する見通しを示したことから、ユーロは対ドルで一時1.1340まで上昇しましたが、その後は月末要因や米株価の上昇にドル買いが強まり、一時1.1302と年初来安値に1pipsまで迫る動きとなり、本日東京序盤も1.13台前半の安値圏で取引が始まりました。

しかし東京時間の9時台に、英国とEUが離脱後の金融サービスアクセスに関し暫定合意、英国の金融規制がEUの規制と概ね一致している限り、英国に本拠を置く金融機関は離脱後もEU市場にアクセスできる(かつ規則の「等価性」について疑義が生じ、いずれかが一方的にアクセスを拒否する場合には相応の通知期間を設け独立機関の仲裁を受ける余地を残す)と英タイム紙が報道したことから、ポンドが対ドルで急上昇、ユーロドルも連れ高となりました。
夕刻欧州勢参入後も欧州通貨買いは継続し、ポンドは1.27台後半から1.29台まで100pips以上上昇、ユーロドルも18:00現在1.138台に値を戻しています。

Brexitに関してもっとも懸念されていた問題の一つである、ロンドンの金融センター機能喪失ないし地盤沈下に、具体的かつ穏当な解決策が示されたことで、欧州圏の先行きに楽観的な見通しが広がりつつあり、序盤の欧州株は概ね上げて始まっています。
今のところ、ユーロ買いに下降トレンドを反転させるほどの勢いは感じられないものの、相場を構成する前提条件にかかわる内容であり、ユーロ相場のトレンドの変化の有無には一応注意が必要です。

今晩この後は21:00に英中銀金融政策発表、21:30には英中銀総裁会見、米新規失業保険申請件数、22:45米10月製造業PMI、23:00に米ISM製造業景況指数と9月建設支出と比較的イベントが厚めです。

ユーロ反発、英金融EUアクセス継続で暫定合意

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