ユーロドル安値圏で横ばい推移 ECB政策待ち
25日の東京市場でユーロドルは安値圏でもみ合い。
EUがイタリアの予算案を拒絶、再提出を求めたのに対しイタリアの副首相らが拒絶姿勢を示したことから昨日の海外序盤に節目の1.1432を割り込んで一時1.1379まで売り込まれたユーロですが、米株価の急落に方向感を失い、また、本日ECBの政策発表、ドラギ総裁会見を控えていることもあり以後は小動きとなりました。
東京市場でユーロドルは1.1390-20の狭いレンジでの取引に終始、東京時間18:30現在も1.1415近辺で取引されています。
夕刻発表されたドイツのIFO企業景況感指数は昨日のPMIに続き、事前予想、前月を下回る内容で欧州圏の景況感の急速な悪化が見て取れます。
前回9月の理事会時点から株式市場の下落、イタリア予算を巡る対立の深刻化等、大きく状況が変化した中で、ECBは今のところ12末の資産買い入れ停止を変更することはないものとみられますが、記者会見ではドラギ総裁の現状認識に強い関心が集まりそうです。
ユーロドルは昨日、新たに形成されたヘッドアンドショルダーもどきのネックライン付近で反発した形となっています。本日1.1375-80あたりにある同ラインを下抜けると、いよいよ1.1301の年初来安値が見えてきます。
ユーロドルで今年テクニカル指標としてはあまりあてにならない、それもややいびつなヘッドアンドショルダーですが、一応計算しておくとおおよそのターゲットは1.1150あたりとなります。
本日ECBの政策公表は日本時間20:45、ドラギ総裁の記者会見は21:30からです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.05.04
来週の為替相場見通し:『ドル円は為替介入およびFOMCを経て急落するも続落余地は限定的か』(5/4朝)
ドル円は今週初に記録した約34年振り高値160.24をトップに反落に転じると、週末にかけて一時151.87まで急落するなど、週間値幅が8円を超える歴史的大相場となりました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.05.04
トルコリラ円週報:『ドル円に連れ乱高下するも下値余地は限定的か。シンクロ相場が続く見通し』(5/4朝)
トルコリラの対円相場は、今週初高値4.92まで上値を伸ばしましたが、政府・日銀による為替介入の影響で反落に転じると、週末にかけて一時4.69まで下げ幅を広げました。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.05.04
南アランド円週報:『約1年10カ月ぶり高値圏から反落も下値余地は限定的か』(5/4朝)
南アランドの対円相場は、今週初にかけて高値8.51円まで急伸しましたが、日本政府・日銀による為替介入の影響で、週央以降は8.23円付近まで反落する動きとなりました。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:山中 康司
2018.10.26
ユーロポンド一段高(18/10/26)
欧州ではブレグジット協議がまったく進まずポンド売り要因、いっぽうでイタリア予算案をEUが付き返したことでユーロ売り要因と欧州通貨は悪材料ばかりが目立ちます。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:編集人K
2018.10.24
ユーロドル夕刻に急落、2ヶ月ぶり安値へ(10/24夕)
24日の東京市場でユーロドルは日中1.14台後半での横ばい推移が続きました。しかし、夕刻欧州勢が参入すると俄にユーロ売りが強まり、
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。