ユーロドル安値圏で横ばい推移 ECB政策待ち(10/25夕)

25日の東京市場でユーロドルは安値圏でもみ合い。

ユーロドル安値圏で横ばい推移 ECB政策待ち(10/25夕)

ユーロドル安値圏で横ばい推移 ECB政策待ち

25日の東京市場でユーロドルは安値圏でもみ合い。
EUがイタリアの予算案を拒絶、再提出を求めたのに対しイタリアの副首相らが拒絶姿勢を示したことから昨日の海外序盤に節目の1.1432を割り込んで一時1.1379まで売り込まれたユーロですが、米株価の急落に方向感を失い、また、本日ECBの政策発表、ドラギ総裁会見を控えていることもあり以後は小動きとなりました。
東京市場でユーロドルは1.1390-20の狭いレンジでの取引に終始、東京時間18:30現在も1.1415近辺で取引されています。

夕刻発表されたドイツのIFO企業景況感指数は昨日のPMIに続き、事前予想、前月を下回る内容で欧州圏の景況感の急速な悪化が見て取れます。
前回9月の理事会時点から株式市場の下落、イタリア予算を巡る対立の深刻化等、大きく状況が変化した中で、ECBは今のところ12末の資産買い入れ停止を変更することはないものとみられますが、記者会見ではドラギ総裁の現状認識に強い関心が集まりそうです。

ユーロドルは昨日、新たに形成されたヘッドアンドショルダーもどきのネックライン付近で反発した形となっています。本日1.1375-80あたりにある同ラインを下抜けると、いよいよ1.1301の年初来安値が見えてきます。
ユーロドルで今年テクニカル指標としてはあまりあてにならない、それもややいびつなヘッドアンドショルダーですが、一応計算しておくとおおよそのターゲットは1.1150あたりとなります。

本日ECBの政策公表は日本時間20:45、ドラギ総裁の記者会見は21:30からです。

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