ドル円112円台 米株反発で買い戻し(10/26朝)

25日の海外市場でドル円は概ね上昇。

ドル円112円台 米株反発で買い戻し(10/26朝)

ドル円112円台 米株反発で買い戻し

25日の海外市場でドル円は概ね上昇。前日に再び急落した米株価が、マイクロソフトやツイッター等の好決算を受け反発、リスク回避の円買いに東京時間に一時112円を割り込んでいたドル円にも買戻しが入りました。
NYダウは一時500ドル超上げましたが終盤には上げ幅を削り、終値では401ドル高と前日の下げの2/3を取り戻した形、それにともないドル円も高値112.67からやや戻して東京時間7:30現在は112.35-40レベルで取引されています。

昨晩はまた、ECB理事会が開催され、政策金利等に変更はありませんでしたが、ドラギ総裁が記者会見で最近の経済指標の情報が予想より幾分弱いとしながらも、欧州経済の幅広い拡大とインフレ圧力が徐々に高まる基本シナリオに変更は無く、リスクは概ね均衡していると述べ、また、イタリアの財政問題に関しても「妥協点を見つけられると感じている」と楽観的な見方を示しました。
内容的には予想通りの模範解答でしたが、市場はドラギ総裁の見方にやや懐疑的で会見後ユーロは反落、対ドルで1.14を割り込み1.13台半ばで取引されています。

昨日は反発した米株ですが、市場終了後に発表されたアマゾンの決算がまだら模様だったこともあり、米主要株価指数の先物は東京時間早朝には再び下げており、未だ不安定な状況が続いています。

このところ株式市場の乱高下に為替市場の相関が弱まっており、株価の動きを追いはするものの上下動は大きくありません。今晩は米第3四半期のGDP速報値の発表があり、週末要因もあって昨晩かろうじて年初来のプラスを回復したNYダウ等の米株価指数の動きが引き続き注目されます。本日日中に関してはドル円は引き続き111円台半ばの一目均衡表の雲と112円台後半の21日移動平均線の間での膠着が続きそうです。
この後8:30からは10月の東京都区部の消費者物価指数が発表されます。

ドル円112円台 米株反発で買い戻し

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