ニュージーランドドル週報(2018年10月第4週)

NZ/円、74円越えトライに失敗。短・中期ともにNZ弱気。

ニュージーランドドル週報(2018年10月第4週)

NZ/円、74円越えトライに失敗。短・中期ともにNZ弱気。

ニュージーランドの景況感も引き続き良好ですが、今週は注目されるNZの経済指標の発表もなく、むしろ米金利の上昇傾向やリスク回避的な動きが強まる中で、NZドルは対ドル、対円で週初から下落基調を強めています。

チャートを見ると、日足は10/22に付けた74.49を直近高値として上値を切り下げています。また、直近の10/24の日足が74.00の壁を上抜けられずに陰線引けとなり、上値トライに失敗した形で終えています。この足が73.88に位置する21日移動平均線の下に入り込んでおり、再び下値リスクが高い状態に戻しています。
72円台前半には日足、週足ベースで見た強い下値抵抗がありますが、これを割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。逆に74.50超えに値を戻して終えることができれば下値リスクが軽減されますが、この場合でも76円台を回復するか、75.60超えで越週するまでは下値リスクを残します。日足の上値抵抗は73.50-60、74.00-10に、下値抵抗は72.80-90、72.10-20にあります。72円割れで終えた場合は70円方向への一段の下落リスクに注意が必要となります。21日、120日、200日移動平均線は73.88、74.95、76.20に位置しており、短・中期トレンドはNZ弱気の流れに変化が認められません。

一方直近週足を見ると、高値圏で引ける陽線で続落を食い止めていますが、10月第1週の大陰線が上値を抑え込んだ状態にあり、この陰線の値幅(高値75.51)を上抜けて越週しない限り下値リスクが軽減されません。一方で、現状は72.20-30の週足の下値抵抗を守っており、これを支えとして反発余地を探る動きに転ずる可能性を残しています。
週足の形状が悪化しており、72円割れで越週した場合は70〜72円ゾーンでの新たな下落トレンド形成の動きが強まり易くなります。今週の週足の上値抵抗は74.10-20、75.30-40に、下値抵抗は72.10-20、70.40-50にあります。31週、62週移動平均線は75.38と77.14に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりありません。

NZ/円、74円越えトライに失敗。短・中期ともにNZ弱気。

NZ/円【週足】:(10/24現在31週、62週移動平均線は75.38と77.14にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

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