オーストラリアドル週報(2018年9月第1週)

9/5に発表されたオーストラリアの第2四半期GDPは市場予想を大きく上回る前期比+0.9%(予想値:+0.7%)、前年比で+3.4%(予想値:+2.8%)となり、

オーストラリアドル週報(2018年9月第1週)

豪ドル/円、豪ドル弱気変わらず。

80円割れの越週で一段の下落リスクが点灯。82.50超えの越週で短期トレンドに変化。

9/5に発表されたオーストラリアの第2四半期GDPは市場予想を大きく上回る前期比+0.9%(予想値:+0.7%)、前年比で+3.4%(予想値:+2.8%)となり、全世界を通じても景気拡大期間が最長となっています。また貿易面でも輸出入ともに伸びており、国内の消費の堅調さと外需に支えられる形となっていますが、為替相場は米中貿易摩擦問題や、NAFTA交渉の行方、新興国通貨の下落など不安材料も多く、豪ドル高には繋がっていません。

チャートを見ると、日足は7/19に付けた83.93を直近高値として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、この日足の上値抵抗は81.40-50にあります。また、8/15に付けた79.71を起点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを8/30の陰線が下抜けており、再び下値リスクが高い状態となっています。現状は80.00を挟んで低位揉み合い状態が続いていますが、80円割れで越週した場合は一段の下落リスクが点灯します。日足の上値抵抗は前述の81.40-50と81.90-00に、下値抵抗は79.50-60、78.60-70にあります。21日、120日、200日移動平均線は80.90、82.20と83.64に位置しており、短・中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

一方直近の週足は実体のやや大きい陰線引けとなり、前週の2手の陽線を切り崩しており、新たな下落リスクが点灯しています。現状は78.80-00にある下値抵抗を守って小反発の可能性を残していますが、1月に付けた89.07を起点として上値を切り下げる流れの中にあり、この週足の上値抵抗が82.10-20にあることから、これを上抜けて越週しない限り、短期トレンドは変化しません。また、8月足が安値引けの陰線で越月しており、83.25に位置する31ヶ月移動平均線を上抜けられずに反落していることも、一段の下落リスクに注意が必要であることを示しています。今週の週足の上値抵抗は82.10-20に、下値抵抗は79.80-00、78.00-10にあります。31週、62週移動平均線は82.33と84.83に位置しており、中期トレンドは豪ドル弱気の流れにあります。

豪ドル/円、豪ドル弱気変わらず。

豪ドル/円【週足】:(9/5現在31週移動平均線と62週線が82.33と84.83にあり、中期トレンドは豪ドル弱気の流れにある。)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る