ニュージーランドドル週報(2018年9月第1週)

NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気の流れ。

ニュージーランドドル週報(2018年9月第1週)

NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気の流れ。

NZ経済も引き続き景況感に大きな変化は認められませんが、米中貿易摩擦問題や新興国通貨の急落など外的な不透明要因も多く、リスク回避的な動きが強まり易い状況にあることから反発余地が限られる展開が続いています。

チャートを見ると、日足は8/30に付けた75.02を戻り高値として上値を切り下げる流れにありますが、9/5の足が73.00-10にある強い抵抗を実体ベースで陽線引けしており、反転、上昇に転ずる可能性に繋げています。現状は73.63にある21日移動平均線の下で推移しており、短期トレンドの変化が認められませんが、74円超えで終えれば日足の形状が若干改善して下値リスクが軽減されます。さらに75円台を回復して引けた場合は短期トレンドが変化して上値トライの動きが強まり易くなります。この場合でも中期トレンドが弱いのでNZ急伸にも繋がり難いと見られます。日足の上値抵抗は73.70-80、74.10-20に、下値抵抗は73.00-10、72.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は73.63、75.99、77.14にあり、全てを下抜けた位置で推移しており、短・中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

一方直近の週足は、前週足から上寄りのスタートとなりましたが、上値を追い切れずに陰線引けとなりました。トレンドの弱さに変わりありませんが、今週は週初の下値トライに失敗して反発余地を探る動きに転じており、週初の寄り付きの73.50近辺が鍵となります。74円超えで越週出来れば小陽線となり、下値リスクが若干後退、74.50超えで越週出来れば週足の形状も安定して上値トライの動きが強まり易くなります。しかし中期トレンドが弱い状態に変わりなく、76円台で越週しない限り下値リスクを残します。今週の週足の上値抵抗は74.40-50に、下値抵抗は73.00-10、72.00-10にあります。31週、62週移動平均線は76.19と78.05にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変化が認められません。
一方月足を見ると、8月足が続伸に繋げられずに陰線引けとなり、下値リスクが高い形となりました。31ヶ月移動平均線も77.48に位置しており中・長期的な弱気トレンドにあることを示しています。下値リスクが高く、基本は戻り売りの流れを見ることができます。

NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気の流れ。

NZ/円【週足】:(9/5現在31週、62週移動平均線は76.19と78.05にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

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