オーストラリアの7月貿易収支結果
(今回発表)9月6日公表分(出所:豪州統計局)
7月の豪州貿易収支が発表されました。結果はエコノミストの予想平均を若干上回る+15.51億豪ドルになりました。また6月は前回の+18.73億⇒+19.37豪ドル、5月が+7.25⇒+7.72億豪ドルと各々上方修正されました。この分を勘案すると7月は実質合計+16.62億豪ドルの黒字になりました。また第3四半期最初の数値としてはかなり良くなりました。
内容としては、6月と比べて7月は、
輸出が 6月364.32豪ドル、 7月360.70億豪ドル、
輸入が 6月344.95豪ドル、 7月345.19億豪ドル、
差引 +19.37豪ドル +15.51億豪ドル
個別内容として、6月に比べ7月に大きく変化した項目は、
輸出(前月比▼3.62億豪ドル)が非農産品関連▼1.38億豪ドル、金が▼1.89億豪ドルとなっています。
一方、輸入(+0.24億豪ドル)は中間財が+6.05億豪ドル、サービス+1.09億豪ドルに対し、資本財が▼4.29億豪ドル、消費財が▼3.29億豪ドルとなっています。
また、四半期毎の数値は、第1四半期が合計34.13億豪ドル(平均11.38億)、第2四半期が合計32.44億豪ドル(平均10.81億)で、今回は15.51億ドルですので、GDPに与える影響はかなり良くなりそうです。
図を見ると前月よりは黒字幅が縮小しましたが、移動平均線は右肩上がりを続けています。緑は収支ゼロに引いてあります。
豪ドル/米ドルの相場は、ほぼ予想通りに数値と受け止め、この指標にほとんど反応していません。昨日のGDPの好数値や、今日の貿易収支の黒字幅見ると第3四半期GDPにも好影響となりますが、ほとんど無視しているので、まだ豪ドルの地合いは弱いと思われます。
相場は昨日のGDP結果に記載した状況と全く変わっていません。流れは0.7130〜0.7240米ドルの豪ドル安トレンドライン、この中で、現在は短期的に上値は0.7230〜40米ドルの抵抗線と0.7170米ドルのサポートがあります。
(9月6日11:11、1豪ドル=0.7199米ドル)
オーダー/ポジション状況
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