トルコリラ、戻しの限界点を探る(8/17)

対ドルも対円も月曜に大底をつけたような動きになっています。しかし、ここまでの通貨の混乱が1週間程度で収束するとも思えず、ポジション調整と考えた方がよさそうです。

トルコリラ、戻しの限界点を探る(8/17)

トルコリラ、戻しの限界点を探る

今週もトルコリラの値動きが大きいのですが、対ドルも対円も月曜に大底をつけたような動きになっています。しかし、ここまでの通貨の混乱が1週間程度で収束するとも思えず、いまはトルコの大型連休を前にしたポジション調整と考えた方がよさそうです。

来週のトルコでは宗教的な祝日である犠牲祭で20〜24日が祝日と一週間の間、現地の市場も休場となります。短期的に売りで仕掛けた投機筋が、この連休を前にしてポジションを閉じた(もしくは減らした)というのが今のトルコリラ買い戻しで、どこでまた売りが出て来るのかはわかりませんし、その可能性はまだまだ高いと見ています。

以下は、ドルトルコリラの週足チャートです。

トルコリラ、戻しの限界点を探る

青いラインは、値動きに5%以上の変動が起きた時のみ引いたスイングの波ですが、直近では7月安値が5%以上の下げとなり、ひとつの起点と見ることができます。この7月安値4.5127から今週高値7.2069の半値押しが5.8598とほぼ現在の水準に重なります。

最大限61.8%押しとなる5.5419までの押しを考え、その後は5.5台〜7.0台を中心として次の方向性を探る展開になる可能性が高いと見ています。

次に同様の対円のチャートもご覧ください。

トルコリラ、戻しの限界点を探る 2枚目の画像

表示してある波動は全く同じで、こちらも7月高値の24.47を起点として考えます。

すると半値戻しが20円の大台と重なる19.97、これ以上も戻しはなかなか難しい印象ですが、オーバーシュート気味に61.8%戻しの21.03とかさなる21円前後というのが、現在のトルコリラの戻しの限界点であると見ています。

くれぐれも来週のトルコの大型連休中のポジションにはご注意を。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る