ニュージーランドドル週報(2018年8月第3週)

NZドルが対ドル、対円で急落し、その後も低位揉み合い状態にあります。

ニュージーランドドル週報(2018年8月第3週)

NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気の流れ。一段の下落に注意。

NZ経済は緩やかな拡大基調を維持していますが8月9日の金融政策決定会合の議事要旨に「予想より長い2019年〜2020年にかけても現行の金利水準を維持すると予想」とあったことから、NZドルが対ドル、対円で急落し、その後も低位揉み合い状態にあります。


チャートを見ると、日足は73円を挟んで下げ渋りの傾向が見られます。また、72円台には中期的に見ても強い下値抵抗があり、本来は簡単に下抜けるポイントではありませんが、8/9の大陰線が新たな下げトレンド入りしたことを示しており、この大陰線の実体(高値74.89)を上抜けて終えない限り、基本は戻り売りの流れと見ることが出来ます。

一方下値は、72.40-50、72.00-10にこれも強い下値抵抗があり、一旦下抜けても押し戻される可能性の高いポイントです。しかしトレンドが変化して日が浅いことから、下抜ける可能性も高く、値頃感からの買いは控えた方がいいでしょう。

日足の上値抵抗は73.40-50、73.90-00に、下値抵抗は72.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は、74.97、76.41、77.41に位置しており、短期トレンドはこの下に入り込んでいるため、非常に弱い状態にあることを示しています。

一方週足を見ると、4週連続陰線引けとなり上値を急角度で切り下げています。
また、直近の週足は大陰線で終え、この足が実体ベースで74円割れを見て新たな下げトレンド入りの可能性が高くなっています。この大陰線で大きな下げエネルギーを吐き出したと見ることもできますが、74円台の重要ポイントを守りきれなかった影響がより強く、新たな下落リスクに警戒が必要です。

今週の週足ベースで見た上値抵抗は74.00-10と75.00-10に、下値抵抗は72.00-10にあります。31週、62週移動平均線は76.80と78.40にあり、この下に入り込んでおり、中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

 NZ/円、短期、中期ともにNZ弱気の流れ。一段の下落に注意。

NZ/円【週足】:(8/15現在31週、62週移動平均線は76.80と78.40にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る