ユーロドル三角持ち合いを下抜け
3日の東京市場でユーロドルは1.16割れの水準で横ばい推移。
昨晩は米中の輸入関税をめぐる応酬の激化から、円以外の主要通貨に対するリスク回避のドル買いが進み、ユーロドルは1.16を割り込むと同時に形成されていた三角持ち合いのサポートラインを明確に下回って来る形となりました。
夕刻欧州勢参入後は一時更に下値を広げ、1.1562をつけ、東京時間18:00現在は1.1577レベルでの取引です。
三角持ち合いは解消により、ユーロドルのターゲットは再び6/21安値の1.1509になります。サポートのクリアブレイクでユーロ売りが出やすくはなっているものの、依然として5月半ば以来の1.1509-1.1855レンジの中での動きは継続しており、三角持ち合いの底辺が斜線から1.1509の水平ラインに変わっただけとの見方もできます。
今晩は雇用統計はじめサービス業PMIやISM非製造業景況指数等指標も多く波乱含みです。雇用統計に対しては強気の見方が優勢で、その意味ではユーロドルの下値試しの可能性は否定できませんが、予想外に期待を裏切る内容の場合や、トランプ政権によるドル安誘導の動きが見られる場合には、一転して三角持ち合いの上辺を試す可能性もなきにしもあらずであることには留意しておくべきでしょう。
序盤の欧州株価指数先物はユーロ安を好感してほぼ全面高の様相です。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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