N$シカゴポジション(2018/7/3現在)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
NZドルのポジションは一段とショートを積み上げました。ロングは僅か400枚程度しか減らしておらず、ショートは8,500枚増加させています。下図(2)を見ると、ネットショートの枚数はここ数年で最大となっており、結果として7月3日がNZドルの底値になっています。翌日以降買戻ししたと思われます。先週、「シカゴだけみると、ここからのNZドル下押しには限界がきているかもしれません。しかも先週、ロングからショートにひっくり返しているので、持ち値が悪く、相場が戻り始めると逆にNZドル上げのエネルギーに変わる可能性も含んでいるので、ここからの突っ込み売りは避ける必要がありそうです。」としましたが、やはり反発しました。まだショートが多いですので、テクニカルのレベルを越えると買戻しに繋がり易くなります。NZドル戻り売りは継続していますが、引き付けて売りになります。
NZドル/米ドル相場は、先週0.6780米ドルサポートを抜けてから、底値0.6690米ドルを付け、底値から反発して0.6810米ドル〜20米ドルの抵抗線もクリアしているので、短期的にはNZドル安が小休止となり、当面0.6890〜00米ドルにある直近高値からの抵抗線を試すのみになりました(下図2でのオレンジ色相当)。もしここをクリアするとNZドル安トレンド内で戻り高を確認する流れになりそうです。上値抵抗線としては0.6950、0.7000〜10、0.7050〜60米ドルの順にあります。一方で、この抵抗線0.6890〜00米ドルを上抜けないと、再度0.6810〜20米ドルを試し、更にここを下回ると、0.6780〜90、0.6740〜50米ドル方向の流れになりそうです。(1NZドル=0.6850米ドル、7月10日11時05分現在) 以上
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。緑は抵抗線になっています。
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