ユーロ ノボトニー氏発言で一時下落(6/20夕)

20日の東京市場でユーロは対ドル1.15台後半で弱含み推移。

ユーロ ノボトニー氏発言で一時下落(6/20夕)

ユーロ ノボトニー氏発言で一時下落

20日の東京市場でユーロは対ドル1.15台後半で弱含み推移。
夕刻にECBのノボトニーオーストリア中銀総裁がユーロは欧州と米国の金融政策のスタンスの違いから来る金利差の拡大でドルに対し大幅に下落する展開となっていると発言したことからユーロドルは一時1.1537まで下落する局面もありましたが、内容に目新しさは無くすぐに戻し、東京時間19:30現在は1.1565近辺での取引です。

昨晩はドラギ総裁のハト派発言と米中貿易戦争激化懸念に夕刻大きく下げたユーロドルでしたが、その後は米中に新規材料が無かったこともありユーロの買い戻しが優勢となり、1.15台後半でアジア時間につなぐ形となりました。
本日夕刻の急落時の安値が昨夕の安値1.1531に達していないことから、ユーロは急落とはなっていませんが、どちらかと言えばやや下値を窺う動きが見られます。
今晩22:30からはパウエルFRB議長、ECBドラギ総裁、黒田日銀総裁に、豪州中銀総裁も加えてのパネルディスカッションが予定されていますが、ちょうど日米欧の金融政策スタンスの違いが話題になっている状況で、3者が目に見える形で並んで質問を受ける機会ができることとなるため、このイベントはやや波乱含みといえるでしょうか。

今晩この後は21:30に米国1〜3月期の経常収支、22:30 FRB議長、ECB総裁、日銀総裁、豪中銀総裁講演、23:00 米国5月中古住宅販売件数、23:30 米国週間原油在庫と続きます。序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高。

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