ドル円買い戻し優勢 リスクオフの後退で(6/21朝)

20日の海外市場でドル円はやや買い戻し優勢の動きとなりました。

ドル円買い戻し優勢 リスクオフの後退で(6/21朝)

ドル円買い戻し優勢 リスクオフの後退で

20日の海外市場でドル円はやや買い戻し優勢の動きとなりました。
市場に明確な方向性は見られませんでしたが、米中貿易摩擦関連で新たな進展が無かったことから、ドル円ではややリスク回避の動きに反動が出て、危険避難的な円買いの売り戻しが進み、東京時間7:00現在は110.35レベルでの取引です。

パウエルFRB議長はポルトガルのシントラで開催されているECB主催の中銀フォーラムで政策金利の緩やかな引き上げを継続する根拠は強いと述べ、現在金利は尚緩和的水準にあり、中立金利の予測値より1%低い可能性があるとの見方を明らかにしました。同じパネルではECBドラギ総裁は欧州圏では基調的なインフレに明らかな上昇トレンドが見られるとの、日銀の黒田総裁は2%の物価目標を達成するためには3%の賃上げが必要だとの見方をそれぞれ示し、各地域での物価上昇の差異が際立つ形となりました。
また、3者は一致して米国を中心に広がる保護主義的な通商政策と貿易摩擦が今後の経済に与える影響について懸念を示しています。

ドル円は米中貿易摩擦と米金利の綱引きの状態となっており、方向性が見極めにくい状況です。昨日の反発でドル円は再び110.25レベルにある200日移動平均線を上抜けてきていますが、下値不安も根強く米中のみならず、EU、日本にまで「戦争」を仕掛けるトランプ政権の通商問題にしばらくは振り回されそうです。

本日この後8:50からは本邦対外対内証券投資、15:00には5月の工作機械受注確報の発表があります。

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