ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「8.20レベルをサポートに8.60レベルをレジスタンスと前週後半のレンジと重なる動き」を考えました。実際のレンジは、安値が8.19レベル、高値が8.46レベルと予想よりも上値が抑えられランド安の動きとなりました。
先週のランドは、週初からじり安の展開を続けましたが、米国の利上げとその後のユーロを中心とするドル高の動きが新興国通貨でも起きたと一言で片づけてよいと思います。トルコリラのレポートでも書いた通りですが、米金利の上昇は新興国通貨からの資金逃避を招き米国への資金還流となって現れます。年内だけであと2回米国の政策金利が引き上げられる状況と、なかなか改善が進まない南アフリカ経済を見てラマポーザ大統領期待が?落していることとのダブルパンチは今後も効いてくると言えます。
今週も細かな経済指標はありますが、新興国通貨にとって厄介なのがトルコの大統領選。こちらもトルコリラのレポートを見ていただきたいのですが、新興国通売りに繋がるリスクが高いイベントで、展開次第ではランドも煽りを受ける可能性があります。テクニカルにも緩やかなランド安が続いていますので、なかなかランド高を見込むことが難しくなってきています。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)も見てみましょう。
ランド円、ドルランド、ドル円四時間足
現在のランド円は大きくはピンク平行線で示した下降チャンネルの中での動きを続けていて、直近では下限に近いところへと水準を下げてきています。上値は8.40水準が着実に重たくなってきていますが、下限は今週は8.10を割り込む水準へと下がってきます。今週も緩やかな下げを継続すると考え、8.05レベルをサポートに8.40レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.22
ドル円、下落後に反発するなど底堅い動き。上昇トレンドの継続を想定(11/22朝)
21日(木)のドル円相場は下落後に持ち直す展開。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.21
東京市場のドルは154円台後半で推移、今晩も要人発言で上下に動く可能性アリ(24/11/21)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、時間外の米10年債利回りも上げ一服となったことでドルは一時154円台を付ける場面も見られた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.21
ドル円 地政学リスクくすぶるも再びレンジの様相に(11/21夕)
東京市場は一転してドルが弱含み。とくに終盤下げ足を速めている。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:山中 康司
2018.06.25
ランド円レポート月曜版(2018/6/25)
まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、ランド円は緩やかな下げを継続すると考え「8.05レベルをサポートに8.40レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:山中 康司
2018.06.11
ランド円レポート月曜版(2018/6/11)
先週のランドは、週初こそ前週末の流れを受けて底堅くスタートしましたが、5日に発表された1〜3月期GDPが予想よりも大幅に悪化したことで、ラ
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。