ユーロ続伸、1.18台乗せ
7日の東京市場でユーロドルは堅調に推移、特段新しい材料が出たわけではない中で、昨日のECBプラート専務理事やバイトマンドイツ連銀総裁らのECBの資産購入プログラム終了を示唆するかのような発言が尾を引き、ユーロの上昇が継続しています。
東京時間午前は1.17台後半での取引が続いたユーロドルは、午後にかけ買いが強まり1.18を上抜け、15:00に発表されたドイツ4月の製造業受注が、予想前月比+0.8%を大幅に下回る-2.5%とでたことから一瞬反落したものの、その後は一気に1.1838の高値まで上昇。東京時間19:30現在は1.1829レベルと引き続き高値圏での取引となっています。
テクニカル的にも、昨日ユーロドルは21日移動平均線、基準線を上抜けて、4月中旬からほぼ一方向で続いた下げに一応終止符を打ったように見えます。引き続き一部で不冴えの欧州の経済指標は気にかかるところですが、ECBのメンバーが予想以上に先行きの見通しに強気であることから、来週のECB理事会にかけて4月の高値1.2414からの下落の半値戻し1.1962、そして現在1.2012レベルにある200日移動平均線をターゲットとする展開となってきています。
序盤の欧州株価指数先物はまちまち。今晩この後重要な経済指標の発表の予定はありませんが、ユーロドルに直接の影響は薄いもののG7前の日米首脳会談が予定されています。
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