ニュージーランドドル週報(2018年6月第1週)

NZ経済も、世界経済が緩やかな拡大基調にある中で、中銀の緩和的な金融政策が功を奏しており、内需や雇用市場の堅調さに支えられて、良好さを保っています。

ニュージーランドドル週報(2018年6月第1週)

短期トレンドはNZ強気、78円台が壁となる可能性も。中期トレンドはNZ弱気変わらず。

NZ経済も、世界経済が緩やかな拡大基調にある中で、中銀の緩和的な金融政策が功を奏しており、内需や雇用市場の堅調さに支えられて、良好さを保っています。アメリカの保護主義貿易的な政策に対して先進国は警戒を強めていますが、足元ではリスク回避的な動きが収まりつつあり、為替相場もファンダメンタルズ面の良さを見直す動きとなっています。

チャートを見ると、直近の日足(6/6)は前日の陰線を切り返して小陽線で終え、下値を急角度で切り上げる流れを変えていません。6/4の陽線が4/13に付けた79.61を起点として上値を切り下げて来た短期的なレジスタンスラインを上抜けており、短期トレンドはNZ強気の流れにありますが、今年1月に付けた81.57を起点として上値を切り下げる流れには変化が認められず、この日足の上値抵抗が78.40-50に位置していることから、これを上抜け切れずに反落する可能性にも注意が必要です。日足の上値抵抗は78.00-10、78.40-50に、下値抵抗は76.80-90、76.30-40にあります。21日移動平均線は76.30にあり、下値を支えていますが、120日、200日線は78.14と78.47に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりありません。

一方直近の週足は、タクリ足の陽線引けとなり、下値トライに大きく失敗した形で終えています。今週はこの反動で上値トライの動きが強まっていますが、今年1月の81.57を起点とするレジスタンスラインの上値抵抗が78.00-10に、また昨年7月に付けた83.91を起点とするレジスタンスラインの上値抵抗も80.00-10にあることから、これらをしっかり上抜けて来ない限り、中・長期トレンドはNZ強気に変化しません。今週の週足の上値抵抗は78.00-10に、下値抵抗は76.10-20にあります。31週、62週移動平均線は77.95と78.81に位置しており、これらの下で推移しており中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

短期トレンドはNZ強気、78円台が壁となる可能性も。中期トレンドはNZ弱気変わらず。

NZ/円【週足】:(6/6現在31週、62週移動平均線は77.95と78.81にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る