オーストラリアの4月貿易収支結果
(今回発表)6月7日公表分(出所:豪州統計局)
4月の豪州貿易収支が発表されました。結果はエコノミストの予想平均とほとんど変わらない+9.77億豪ドルでしたが、3月が上方修正されています。当初の+15.27億豪ドル⇒+17.31億豪ドルになりました。これを勘案すると実質合計+11.81億豪ドルの黒字ですので、予想平均を上回っています。また、今回は輸出減・輸入横這いです。
内容としては、3月と比べて4月は、
輸出が 3月349.51豪ドル、 4月341.88億豪ドル、
輸入が 3月332.20豪ドル、 4月332.11億豪ドル、
差引 +17.31豪ドル +9.77億豪ドル
個別内容として、4月に大きく変化した項目は、輸出が非農産品関連▼5.44億豪ドル、金が▼2.94億豪ドルとなっています。
一方、輸入(プラスは輸入増を示す)は消費関連商品が▼2.02億豪ドル、資本財が+1.14億豪ドル、中間財+1.11億豪ドルとなり、内需が減少・製造業関連が上昇となっています。
図を見ると移動平均線は横這いになっています。2018年1月以降は黒字を継続しており、4月も数値としては悪くないですが、1Q平均が約+14億豪ドルですので、2Q最初の数値は前期比マイナス要因となります。四半期比ベースではGDP縮小材料です。
尚、緑は収支ゼロに引いてあります。
豪ドル/米ドルは発表前0.7665〜70米ドル付近で推移していましたが、発表後はほぼ予想通りの数値に、持ち高調整の豪ドル売りに約15ピップス程度の豪ドル安になっています。丁度上値抵抗線の0.7670〜80米ドルに依然止められています。この抵抗線を越える数値ではなかったですが、逆に豪ドル売りに転換する数値でもなく、次の一手待ちです。
相場は抵抗線を越えれば短期的な豪ドル安が終わり、豪ドルの戻り高値を確認する動きになり、0.7690〜0.77、0.7720〜30米ドルの順に抵抗線が控えています。逆に反落すると、これまでの豪ドル安トレンド内の動きを継続します。サポートとしては0.7610、0.7560米ドルにあります。(6月7日11:00、1豪ドル=0.7650米ドル)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:川合 美智子
2018.06.07
オーストラリアドル週報(2018年6月第1週)
6/6に発表されたオーストラリアの第一四半期GDPは前期比+1.0%(予想0.8%)、前年比でも+3.1%(予想:2.8%)となり、市場予想を大きく上回りました。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2018.06.06
豪州中銀・金融政策決定会合要旨(18/6/6)
本日の会合で、委員会はキャッシュレートを現行の1.50%に据え置くことを決定した。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。