ユーロドル東京時間に安値更新
15日の東京市場でユーロドルは低位横ばい推移。
昨晩の海外市場では米長期金利が上昇し2011年以来の高水準となった事から、ドルが買われユーロドルは一時1.1820と9日につけた直近の安値1.1823を下回りました。
その後北朝鮮情勢に不透明感が増した事などから一旦ドルの頭は抑えられた形となりましたが、東京時間に入り変動幅は小さいものの再び下値を探る動きとなり、一時1.1816まで下落した後東京時間17:00現在はやや反発して1.1850近辺で取引されています。
昨晩上昇した米長期金利は、本日も高止まり10年もの米国債利回りは3.06%で推移、3%台を固めつつある事からドルの騰勢は続いています。
ユーロドルは1.2020近辺を上昇中の200日移動平均線に跳ね返され、過熱感は無いものの再び底なしの下落ルートをたどりはじめているように見えます。今晩この後は18:00にユーロ圏4月CPI確報値、また、21:00にはECBドラギ総裁のフランクフルトでのスピーチが予定されており、前回スピーチではユーロ反発のきっかけとなった事から注目されますが、今回のドル高は長期金利上昇をともなうファンダメンタルズの変化を背景としたドル独歩高だけに影響は限定的と思われます。
一方米国では今晩も住宅着工・建設許可件数、鉱工業生産、設備稼働率等の指標の発表が予定されており、局面が局面だけに事前予想を大きく上ぶれる結果が出た場合にはドル買いが加速しやすく注意が必要です。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移です。
オーダー/ポジション状況
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