ランド円ショートコメント
まず先週の振り返りですが、「7.20レベルをサポートに、7.50レベルをレジスタンスとする流れ」と予想を立て、実際のレンジは安値が7.21レベル、高値が7.40レベルと、値幅は若干狭かったもののほぼ予想通りの動きとなりました。先週指摘した通り上方向への動きが出やすいチャートパターンとなっていたこともあって、ブリュッセルの連続テロの際にも比較的影響が少なかった値動きとなっています。
いままでのところ、トルコリラ円よりもランド円のほうが私のテクニカルな見通しにフィットすることが多いようですが、こちらも同様に4時間足チャートを見てみます。
ランド円4時間足
やはり長めのチャートを見てもトルコリラ円とランド円はチャートパターンが結構異なっていることがわかります。2月からの動きではかなり緩やかなもちあい(ピンクの線)を形成し、直近のところではレジスタンスを上抜け上昇ウェッジ(くさび)状の形を形成しています(薄紫)。
ドルに対するランドと円についてはトルコリラ同様に考えることが出来ますので、そうなるとランド円ではウェッジの中での上昇トレンドを考えることが妥当でしょう。ただ、そうなると値幅的に限定的となってしまいますので、下限については先週安値、上限については赤い線で示した直近高値と安値の78.6%戻し(61.8%の平方根)を参考とすることにします。今週は、7.20レベルをサポートに、7.50レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
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