過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き24(3/28)

3月になり、世界的に株高調整の時期に入っているにも関わらず、相変わらずNZ株は堅調に推移しています。

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き24(3/28)

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き

(1)豪州株価指数とNZ株価指数推移(2018年3月28日午前中現在)

3月になり、世界的に株高調整の時期に入っているにも関わらず、相変わらずNZ株は堅調に推移しています。3月28日(午前中まで)の株価は2月末より若干高い位置にいて、ここ数ヶ月では横這い状況を続けています。
一方で、豪州株は同じ前月末比で▼3.7%となり、2015年から遅々とはしていましたが株価上昇トレンドの下限を切れそうな流れになっています。上図をみるとNZ株は一度下抜けたライン?からは離れる動きになっていますが、横這っていることが解ります。一方、豪州株は2015年初の高値を一時上抜きましたが、上昇の勢いが止まり、逆に青の上昇トレンドラインを下抜きかけています。従い、豪州株対NZ株は、豪州株安NZ株高(下図(2)オレンジ色)に戻っています。

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き 2枚目の画像

(2)為替と株価指数比
(注:上図は豪ドル/NZドル為替推移(青)と2国間株価指数比(オレンジ:「豪州株
÷NZ株」で表したもので、上方が豪州株高、下方がNZ株高)

為替は引き続き上図の赤い線で記した緩やかな豪ドル高トレンド内で推移していますが、3月は下限のサポートラインまで豪ドル安NZドル高になっています。このサポートラインを維持できないと、2015年4月の最安値1.0020NZドルのダブルボトムを伺う流れになります。
豪州とNZ比較した場合に、その経済規模や基本的ファンダメンタルズから見ると、為替がパリティ以下に豪ドルが安くなるとは思えません。ここ1年位NZドル>豪ドルになっているのは、僅かとはいえ金利差によるところが大きいと思います。
現状のエコノミストの先行き金利見通しでは豪州がNZより先に利上げ開始になるとの予想ですので、これから年後半に向けて、対NZドルでの豪ドル買い場探しになりそうです。

2015年底値からのサポートが1.0470〜80NZドルにあるので、ここを割って終わると上記のダブルボトムまでの確認相場になりそうです。現状スポット(1.0590NZドル)からこのサポートまでの動きをウォッチしておきたいところです。
上値抵抗線は1.0600、1.06160〜70、1.0620〜30NZドルにあり、最後を抜けると豪ドルの下値リスクが低くなります。
(3月28日13:30現在、1豪ドル=1.0590〜95NZドル)(前回は2月28日掲載)
(以上)

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