ニュージーランドドル週報(2018年3月第二週)

NZ経済も緩やかな拡大基調を維持していますが、緩和的な政策を維持する中で、アメリカの長期金利が上昇傾向にあることや、

ニュージーランドドル週報(2018年3月第二週)

NZ/円、短期トレンドはNZ弱気。76.00±10銭で一旦底打ちした可能性も。

NZ経済も緩やかな拡大基調を維持していますが、緩和的な政策を維持する中で、アメリカの長期金利が上昇傾向にあることや、貿易問題勃発によるリスク回避的な動きも見られることから、上値の重い展開となっています。

チャートを見ると、日足は、1月23日に付けた81.57を起点として上値を切り下げる流れを変えておらず、この日足の上値抵抗は79.50-60にあります。また、2/1に付けた81.07を戻り高値とする短期レジスタンスラインの上値抵抗も77.70-80にあり、これを上抜け切れていない状態です。一方で76.00±10銭には長期的な下値抵抗が厚いポイントでありこれを日足の終値ベースで守って反発に転じており、3/5に付けた75.93で一旦底打ちした可能性も高いと見られます。現状は短期トレンドの変化が認められないものの、78円超えに日足の実体を戻した場合は底打ち確認となり、一段の上昇に繋がり易くなります。但し、この場合でも200日移動平均線が79.77に位置しており、中期トレンドが弱い状態にあることから、急伸にも繋がり難いと見られます。日足の上値抵抗は77.70-80、78.10-20に、下値抵抗は76.50-60、76.00-10にあります。21日移動平均線は78.09に位置しており、この下に入り込んで下値リスクを残した状態です。

一方週足は、4週連続陰線引けとなり上値を切り下げる流れに変化が認められません。この週足の上値抵抗は78.00-10にあります。これを上抜けで越週した場合は短期トレンドが変化して一段の上昇に繋がり易くなりますが、この場合でも31週、62週移動平均線が79.12と79.61に位置しており、上値を抑え込んだ状態にあることから、上値を追い切れずに反落する可能性にも注意が必要でしょう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は78.00-10と79.10-20に、下値抵抗は76.00±10銭にありますが、75円割れで越週した場合は新らたな下落リスクが生じます。また、31ヶ月移動平均線が78.23に位置しており、月足の上値抵抗とした働く可能性があります。

NZ/円、短期トレンドはNZ弱気。76.00±10銭で一旦底打ちした可能性も。

NZ/円【週足】:(3/7現在31週移動平均線は79.12に、62週線は79.61に位置しており、収縮中の両者を下抜けて新たな下落リスクが点灯中。)

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