ドラギ総裁会見中にユーロドル1.25を突破(1/25夜)

ECB理事会では市場の予想通り各政策金利は据え置かれ、フォワードガイダンス等も変更なし。

ドラギ総裁会見中にユーロドル1.25を突破(1/25夜)

ドラギ総裁会見中にユーロドル1.25を突破

ECB理事会では市場の予想通り各政策金利は据え置かれ、フォワードガイダンス等も変更なし。続くドラギ総裁の記者会見で総裁は「為替のボラティリティは不確実性の源であり、中期的な物価の安定に影響を及ぼしうることから監視の必要がある」と発言、ただ、一方で「為替レートを政策の目標とはしていない」とも述べたことから、市場はこれを想定より穏やかな為替レートへの関与と受け止め一時ユーロドルは急伸、約3年ぶりに1.25を越え23:00頃には高値1.2537をつけました。
ただ、その後総裁がユーロの年内の利上げの可能性について「ほぼ皆無」と述べたことから反落、日本時間深夜0:00時点では1.2490レベルでの取引です。

ユーロは1.25に達したことから、一定の達成感もあり反落していますが、ECBのスタンス基調はユーロ圏の経済への自信であり、ユーロ高に関しても躍起になってこれをつぶす姿勢を示さなかったことから、調整後は引き続き当面の目標水準である1.26を目指す動きとなるものと思われます。

ECB理事会を経て市場の注目は、米国の保護主義と自国第一主義の主張の場と化しつつあるダボス会議でのトランプ大統領の演説へとシフト。
ドラギ総裁は米国のムニューチン財務長官を念頭に「為替相場への言及を避けるという国際的な取り決めを反映していない」と批判しましたが、ムニューシン財務長官は今日も「米経済にとってのわれわれの焦点は米国民にとってよいことをしているかどうか」と聞く耳を持たずの姿勢。
トランプ大統領が日本時間の明日夜に行うと思われる、自画自賛と保護主義的姿勢の演説に為替市場は半ばあきれながらも身構えつつあります。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る