ドル反発 トランプ大統領突然の「方向転換」(1/26朝)

25日の海外市場でドルは終盤に急反発、ドル円は108円台の半ばまで下落していたものが109円台半ばへ、ユーロドルは1.2537と高値を更新した後に1.2381まで下落。

ドル反発 トランプ大統領突然の「方向転換」(1/26朝)

ドル反発 トランプ大統領突然の「方向転換」

25日の海外市場でドルは終盤に急反発、ドル円は108円台の半ばまで下落していたものが109円台半ばへ、ユーロドルは1.2537と高値を更新した後に1.236台まで下落。大荒れの展開となりました。

欧州時間のECB理事会の政策発表とその後のドラギ総裁記者会見ではユーロ高への懸念は大きくは示されず、ユーロ買いドル売りが進み、また、ムニューシン財務長官らのドル安誘導発言、トランプ政権の保護主義的傾向の強まりへの警戒からドルはほぼ全面安の展開となっていましたが、トランプ大統領がCNBCのインタビューに対し環太平洋連携協定(TPP)への復帰の可能性を匂わせ、更には最終的には強いドルを望んでいると発言。
為替市場はトランプ政権の要人発言に振り回され、梯子をはずされた形となりました。

結局ドルは対ユーロで昨日の下落分のすべてを取り戻しドル円も一時109.70をつけ、一旦振り出しにもどって仕切り直しです。
突然の「方向転換」にダボス会議での大統領の演説もあまり保護主義色でないものとなる可能性が出てきており、ポジションがドル売りに傾いていた局面であっただけに、逃げ遅れたポジションの投げで更なる調整もありうる状況ですが株式市場を含めいまひとつ材料的に消化不良気味で本日の東京市場での反応に注目です。

本日この後8:30からは本邦12月の消費者物価指数の発表があります。

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